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のんびり・ゆっくりダイエット

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2022/12/17
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香山公園をあとにして向かったのは





常栄寺 雪舟庭


常栄寺は1563年毛利元就によって息子隆元(たかもと)の死を弔うため
広島県の吉田郡山城内に建てられました・・
しかし関ケ原の戦いに敗れて吉田郡山城を失った毛利氏は
長州の萩城へ移されます・・
その際に当時山口にあった国清寺(現・洞春寺)に寺を移して合寺し
常栄寺としました・・
さらに1863年長州藩が萩城から山口城へ移された際に
常栄寺も現在の地に移され隆元の夫人・尾崎局(おざきのつぼね)の菩提寺である妙寿寺と
合寺したのです・・

しかし大正15年には火災によってほとんどが焼失してしまいました・・
本尊である千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)や
宝物などわずかに搬出されたものだけが焼失を逃れます・・
そして昭和8年から27年にかけて再建整備され火災から40年以上もかけて復興されました・・





無隠(前庭)

境内の入り口を入ってすぐにある前庭は「無隠」と呼ばれています・・
常栄寺二十二世である今井任桃(いまいにんとう)老大師が
この寺の新しい住職になった晋山式を記念して平成24年に作られた新しい庭です・・

砂利を用いた枯山水で円形に造られていて滝を表す石組みを設置・・
入り口である山門から庭を眺めながら歩くと
左側には地蔵堂・右側には鐘楼門を見ることができます・・
鐘楼門は大正時代の火災を逃れることができたため当時のままの建物です・・

無隠という名の由来は今井任桃老大師の室号である「無隠窟」から摂られたものです・・








本堂

常栄寺の本堂には本尊である千手観音菩薩が安置されています・・
もともとは山口市水の上町にあった国清寺の本尊でもあります・・
千手観音菩薩は千の手と千の眼を持ち
苦しむ人々を見つけ救いの手を差し伸べる大きな慈悲を持っている観音様です・・

またそれぞれの手に様々な道具をもっていて
あらゆる方法で私たちを救ってくれるとされています・・





本堂の中には千手観音像の他に昭和天皇も祀られています・・

そして
この本堂から北側の雪舟庭と南側の南溟庭を眺めることができます・・





雪舟庭

もともとこの地にあったのは
室町時代の有力大名である大内政弘(おおうちまさひろ)の別邸がありました・・
そして別邸を立てる際に
大内正弘は水墨画で有名な雪舟に庭を造るように命じ
寺の北側に雪舟庭が作られました・・
常栄寺が移転されてもこの庭はそのまま維持されたのです・・

本堂の北側に約900坪の広さがある雪舟庭は中央に大きな池があり・・
周回する遊歩道を歩きながら景観の変化を楽しむことができる池泉回遊式の庭園です・・
本堂側からは石組みや地形を生かした枯山水の雄大な景色が眺められます・・
庭園の周囲は木々に囲まれていて・・





西側からは激流の滝を表した石組みを見ることができます・・





南溟庭

南溟庭は本堂の南側に広がる枯山水の庭園です・・
昭和43年に常栄寺二十世である安田天山(やすだてんざん)老大師が
重森三玲(しげもりみれい)に命じて造らせた庭です・・

重森三玲は作庭家だけでなく
日本庭園史の研究の基礎を築いた研究家としても功績を残している人物です・・
安田天山は重森三玲に
「雪舟より下手な庭を上手に作ってほしい」と依頼したエピソードもあります・・
雪舟庭と見比べてみるのも面白いですね・・

庭は雪舟が中国王朝の明から帰国まで渡った大海をイメージして造られました・・
また北溟が陰の世界や北の暗い海を意味するのに対し
南溟は陽の世界や光明の世界を意味しています・・
雪舟が航海した旅路を想像しながら眺めてみるのもいいですね・・





毘沙門天様が上のほうに・・





外に出て登りかけたのですが
クマさん・・

この登りは止めておくとここで待っててもらうことに・・
階段を登っていくと
薬師如来様が・・
更に登っていくと





弘法大師様・・
上を見るとまだまだ階段が続いています・・
気合を入れて・・





毘沙門天様・・











毘沙門天様のお顔を拝見していると
ここまで登ってきて良かったぁ・・
しばらくキリッとしたお顔を眺めていました





下に降りて本堂を裏側から・・

クマさん・・

結構時間がかかってたから
登りがきつかったん?


クマさん登らなくて正解!!
階段ばっかりできつかったわ・・
登っていたら足をもっと痛めていたと思う・・


山口タウンを堪能して
下関に向かいます・・

続く・・

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Last updated  2022/12/17 05:39:45 PM
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