カテゴリ:ネギま!その他
OAD「魔法先生ネギま!~白き翼~」は本当に原作準拠になりえるのか?(猫とネギま!と声優さん)
ううむ。 月詠→ぱにぽに→ネギま!?→絶望先生と新房節を見てきた者としては、もっともな不安だとも思うのですが… じつは私はあまり心配していません。 確かに新房監督はきわめて作家性の高い強烈な個性を持った作り手だと思いますが、だからといってコンセプトとして原作準拠が決まった今回のアニメ化でそれを出してくるとは限りません。 根拠ですが、新房監督が「魔法少女リリカルなのは」の監督をしていたという点です。 もはや説明不要だと思いますが、その後3期まで作られている超ヒット作の1期目ですね。 で、この作品、原作者の都築氏が全話の脚本を書いているというまさに原作ありきの作品で、別のクリエイターの世界観をアニメという土俵で再現するという今回のコンセプトに似た面を持っていました。 そして結果、少女の成長と友情を描いた王道バトルヒロインモノとして大成功しています。最終回2ヵ月後に続編発表があるほどに。 この作品では奇抜な新房節(ドギツイ色使いや陰影、特徴的なカメラワークなどなど)は多用されず、バトルシーンやキャラの心象を描く際のスパイスとして「言われて見ればこれちょっと新房節っぽい」という程度で効果的に使われていたことでしょう。 (※今更ですが私はなのは数話しか見たこと無いので寡聞にして狭量な予断で書いています) ちなみになのは1期のオープニング。 【ニコニコ動画】魔.法.少.女.リリカルなのは 無印 OP これ絵コンテも新房監督らしいですが、新房節っぽいのはフェイトと対峙するときにキャラがいっぱい映るビルくらいでしょうか。 雰囲気があって良いかと。 もう一点、アニメ第2期「ネギま!?」がああなったのは製作委員会(私はO月Pと踏んでいますw)から原作エピソードを使わずにオリジナルストーリー作れという指示があったからで、それでもって原作無視と製作スタッフを責めるのはお門違いではないかと思います。 あと、これはないと思いました。 >赤松先生が「原作準拠で!」と指示しても、新房監督が、素直に受け入れるとは到底思えないのですが。 >実は原作準拠となるかどうかは新房監督の気分しだいだったりして!? アニメは集団製作が基本です。 新房監督は20年以上アニメ製作業界の第一線で活躍している社会人です。 O月Pのカード100枚構想を受けてネギま!?でネオパクカ93枚をストーリーに織り込みました。 要はアニメ製作は監督一人の気分次第でできる仕事ではないと思う、ということ。 それに、せっかくネギま!?で築いた原作者やスタチャサイドとの信頼関係を崩す訳無いかと。 (XEBECはネギま1期で崩しちゃったんですよね…その後いつの間にか回復していたようですが) 気分次第で仕事する監督はきっと長続きしない。 まぁそれも超大御所になってくると話は違ってくるとかこないとか。 という訳でまとめ。 1.新房監督は普通の王道アニメも作れる。 2.ネギま!?があーなったのは 3.クライアントとの信頼関係はアニメ製作会社の財産。 ∴大丈夫じゃね? この「原作通りのアニメ化」については、新房監督についてと一緒にもう少し書きたいことがあるので、そのうちに書くかも知れませんし、書かないかも知れません。 まぁ私はアニメ化するだけで無条件で喜ぶ人なので結果どーなろーとそれほどこだわらないのですがw ※なお、私はアニメ誌も購読していない程度の一介の外野アニメファンに過ぎず、特に業界に詳しいわけでもないので、的外れなこと書いているかもしれません。 特になのはのくだりは2-3話見た程度の印象とWikipediaを読んでの情報で書いたので、お詳しいかたはぜひツッコミいただければと。かしこ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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