先週木曜日、バンドのVo氏と喫茶店で打ち合わせをしていたらロック話に夢中になり、別れたのは23時。飯を食っていない事に気付き、自宅の近所でラーメンでも食べようと。ところが駅を出てすぐのところの立ち食い蕎麦屋から鰹節のいい香り。
ラーメンの香りも食欲をそそるが、鰹出汁の香りも中々どうして。僕は立ち食いの類の店は、食べた気がしなくどうも好きになれなかったが、その日、極限までお腹が空いていたのと、東京は真冬並みの寒さだった事もあって、あぁ、あったかいうどんや蕎麦もいいかもしれないと、実に10年振りくらいに立ち食い蕎麦屋ののれんを押した。
へぇ、ラーメンはここ10年で200円以上も値上がりしていると言うのに、立ち食い蕎麦、うどんは10年前とほとんど変わらない値段。これはあり難い。昭和時代にタイムスリップしたよう。昔を思い出しコロッケ蕎麦を注文。
そう、コロッケ蕎麦、小学生の頃、学習塾の帰りに必ず食べていた。じゃがいもに醤油仕立ての甘い汁は肉じゃがでもお馴染み、コロッケと蕎麦汁は妙にマッチする。そして不思議とこれは一般的な蕎麦屋やうどん屋にはなく、立ち食い蕎麦屋にしかないメニュー。だからこそ天ぷら蕎麦でなくコロッケ蕎麦なんだ。
蕎麦そのものは立ち食い蕎麦屋らしく、蕎麦粉の香りなんてなく、ただの細い練り物程度の味だったが、汁は思った以上に美味く(とにかく香りが良かった)、またコロッケもあのお惣菜屋のコロッケで懐かしい味がする。そう言えばコロッケなんて普段滅多に食べないからなぁ。うーん、大満足!。
ネギは入れ放題だし、これで250円なんだから立ち食い蕎麦屋、ちょっと見直してしまった。