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テーマ:■道具拝見(460)
カテゴリ:味のある ナイフ
今回 めずらしいナイフ<剣鉈>(けんなた)のご紹介。 ちょっと見た目では 何が違うか分らない? しかし プロでなくては 作れない逸品。 よくよく見ると 美しい波状の ダマスカス模様が 浮き出た もので 薬などを使わず 自然にでた 「ダマスカス」模様は凄いの一言。 オールマイティーなナイフです。 しかも グリップは一体型で、皮巻。(皮は自分で巻き直しました。) 製作者、影浦賢さんは 28代目野鍛冶として 名人影浦冨吉(父) の後を引き継ぎ、 50年の経験 を積んでいます。 「影浦工房」は、九州・四国にファンが多くいます。 四国の山奥にある <梼原>に工房があり、 直接の 注文以外受けない方。 始め 車で行った時は こんな山奥に 本当にあるのか? と思うぐらいの場所。 私は、一時入れ込んで 8本のナイフを購入し続けました。(笑) 物によって 2年 待たされた 覚えがあります。 いろいろあって気難しい 「取り巻き」がいるのでした。・・・・・・(苦笑) 一般の鍛冶と違い 鉄の切れ味を科学的に追及し、 影浦氏が特に研究したと言う ダマスカスに似た製法と 「鉄の分子構造を鍛造時電磁」による操作は 有名です。 切れ味は、他の鍛造物と 比較できない 凄味を感じます。 大きな特徴は、ブレードからハンドルへの途中で なんと 炭素鋼からステンレス鋼に変わっています。 これは、ハンドル部分は、錆びを嫌うための苦心作。 この一体構造は、一般のインテグラルでのナイフ作りでは 真似ができない 鍛造ならではの 刃物。 全長 : 285mm 刃長 : 172mm 重量 : 286g 刃厚 : 6mm ・・・・・・・・・ あまりにも気に入り 鍛造刃物で有名な 本成寺修司氏の『曲がり手さばき』 も参考にして 自分なりの物(インテグラル)を作った。 しかし 似て(似てない?) 非なる物となってしまった。 そりゃ プロには勝てないですね。 似て非なるもの 自作ナイフ いやはや 影浦氏のナイフは 当方 満点を付けたいナイフ。 その哲学と 実践。 実用と信頼。 見た目にこだわらず お客の目も気にしない。 わかってくれる人だけ 使えばいいという 業物。 当方の手の大きさに合わせた まさに オーダーメイドナイフ。 研いで 使い続けたい ナイフです。 木を切ることから お刺身の『造り』 まで 使えます。 これは一生物? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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