台風はこちらには来なかったし（雨が降るなどの影響はあったけど）
影響があったのは一昨日なので、
「台風一過」という表現は正しくないのかもしれませんが、
今日はまさに抜ける様な青空でした。

台風がまるで秋を連れて来た様な。
一昨日、昨日と久々にエアコン要らず。

今のところ、まだ湿度も気温も低めで過ごし易いですが、
週間予報を見ると、金曜日にはまた最高気温の数字が
３５℃とか･･･（朝の時点で）

まあ、このまま涼しくなる訳
無いやね――

でも、空気が何となく違います。
最低気温がもう少し下がってきたら、
サボタニ達も更に元気が出て来ることでしょう。


さて、久し振りに多肉の話題を。
と言っても、我が家の話ではありませんが

１週間ほど前の話になりますが、
お昼に何気なく見ていた関西ローカルの情報番組
｢ちちんぷいぷい」。
(関西の他に、何故か北海道でも放送されているという･･･)

そこで
ハオルチアの盗難が多発している
との話題が上がっておりました。

以前もニュースになっていた事があり、
被害も何府県にも及んでいることから
個人ではなく、どうやら大きな組織、
窃盗団が存在する様です。

ハオルチアは最近、アジア圏、
特に中国や韓国で人気が高く、
その中でも日本で育てられたものは品質が良いという事で
日本での販売価格の１０倍という、
高値で取引されているそうです。

そういえば春にサボテン屋さんに行った時、
多肉を大量買いしていたお客さんがいました。
この時はパッと見、ハオよりセダムとかの方が多いみたいでしたけど、
育苗トレーごと、それも１個や２個では無く
幾つも。
話していた言葉が日本語じゃなかったです。
恐らく中国の方かと。

日本でも、珍しいものや見事に作り込まれたものなどは
万単位・１０万単位のものも見られますけど、
上記の国々ではその１０倍の値段で売れるのです。

そこで、横行する窃盗団。

まず、ハオルチアを育てているサボテン農家さん・業者さんなどに
｢見学させて下さい｣
と言って訪問するんだそうです。

こういった農家さんは、好きが高じて栽培されている方が多く
大抵快諾されて、中を見せてくれます。

そこで、次に
｢写真を撮らせて下さい｣
と言うらしいです。

これが手なんですね。
要するに、植物じゃなくて、
栽培所の構造を見る為、見取り図的なものを作る為に
写真を撮っているのだと思います。

で、夜にゴッソリ。
これがパターンらしいです。

植物を育てるには、それなりに手間がかかります。
品種改良の為の交配、その中で優れたものを選抜して
更に大きく育てて――

ハオルチアはそんなに成長の早い植物ではないので、
成長するのに時、ある程度間も掛かります。

そんな、手間も時間も愛情もかけて作り込んだ、
いわば「我が子」の様な存在のものを
ある日、根こそぎ持って行かれたとしたら―――

そりゃあ、とても悲しいし、悔しい。
腸煮えくり返りますよね。

一方窃盗団は、育てる手間もお金も掛からず、
売ればその分丸儲け。

一応何人か（全員中国籍の男らしい）捕まっている様ですが、
オレオレ詐欺なんかと一緒で、末端の実行犯を捕らえても、
恐らく代わりは何人もいて、なかなか組織の上層部には、
捜査のメスが入らないんだろうなと思います。

農家の皆さんも、機械を付けたり、夜に見回ったり、
色々自衛策を講じておられる様ですが、
敵もさるもの引っ掻くもの、鼬ごっこで
なかなか被害が無くならないようです――

いつもブログを読ませて頂いているサボテン園さんも
｢この１週間で関西で２件も被害が出ている｣
と書いていらっしゃったので、まだまだこの騒動、
収まりそうにありません。


ハオルチア窃盗程ではありませんが、
我が家の近くでも花泥棒が頻発しています。

よく家の前に
｢花を盗らないで下さい｣
と書いた立て札や貼り紙がよく出ています。

以前も書きましたが、
こちらでは鋏を持ち歩いて、勝手に刈っていくオバサンがいるそうだし
酷いのは夜の間に車で回って、鉢ごと持ち去るケースも
有る様です。

以前、実家でも何回か盗られたことがあります。
朝見ると、何故かそこだけ場所が空いてる。
つまり、植木鉢ごと無くなっていたのでした･･･


他人のものを素知らぬ顔で
不法な手段を用いて手に入れる――

――イヤな世の中です･･･



我が家のハオから――
瑠璃殿錦です。
ちょっと徒長しておりますが
硬葉系のハオの中では一番好きかもｗ

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