海への想い

 九州の片田舎で生まれて育ち、その頃は近所の連帯感が緊密でした。お茶屋のオヤジさん、廃品回収のオヤジさん(その当時はボロ買いと言っていました)、とてつもなく子供たちの面倒見の良い時計屋のオヤジさんなどがいて、「子供会」が盛んでした。

 
その子供会の楽しみの1つが、海水浴です。7月の終わりの頃、ほぼ全員でバスを借り切って出かけるのでした。浜辺の楽しみは勿論、記念写真がうれしかった。気になる子がいたりして・・・。

 そして、開放的な海のオゾンたっぷりの空気と何よりも、コロンブスではないが、「地球は円い!」と感じたこと。

 何時かは、この7つの海を駈け回りたい。世界中にでかけたいと・・・。
 いまのテレビアニメの「ワンピース状態」だった。子供が大好きな番組。
 いくつかの夏が過ぎて、函館で船乗りの卵を目指しました。結構、アルバイトで道内を遊んでまわったことの方が多かったかな。

 そうなんです。かって、漁船と貨物船に乗っていました。
 想えば、その頃が青春時代。恐いもの知らずの時が永遠につづくと「ノー天気」の日々が懐かしい。

 その頃に感じた事や思い出を振りかえると今の自分はナンジャー。
 へっへっヘっ! がんばらなくっちゃと思うこの頃です。


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