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今週の土曜日に神奈川県の某JAで、子供たちへ「夏休みとお天気について」の講演の接点もでき、各地のJAさんのホットな動向や天気と農業、最終目標でもある安全な食と健康をめぐるニュースには、以前よりもまして大きな関心を払っている。
かれこれ、10年ほど前からだと思うが、ドクターヘリの重要性は医療関係者の間では最大の関心事の一つであろう。 7月12日の農業新聞にドクターヘリの記事がある。JA長野厚生連佐久総合病院はこの7月から、全国のJA長野厚生連病院としては初めて、ドクターヘリの運航を開始した。医者と看護師が乗り込むことで、現地でいち早く治療や搬送に当たれるため、救命緊急医療に大きく貢献することが期待されている。 先週の9日(土)に初出動し、軽井沢町のけが人を緊急輸送したという。長野県といえば、言わずと知れた急峻な山岳地域が多い。したがって、地形のハンデイキャップからみて、陸上輸送よりもヘリによる輸送の行動力が最も効果を発揮すると地域であることが期待される。 このドクターヘリは6人乗りで、人工呼吸器を備え、患者は最大2人乗せられる。時速は180~200キロで、天候や地形にもよるが、100キロ離れた場所に45分程度で直行できるのが最大のメリット。 同病院の岡田部長は「ヘリの導入で、救命率は30~40%改善するといわれているので、地形の厳しい県内での導入効果はさらに高まる」と大いに期待している。 ヘリは離着陸に場所を選ばないことが特徴である。このため。校庭や川原なども臨時へリポートに使ったり、救急車との連携プレーにも力を入れてゆく。消防署でも「医師や看護師がいると早期治療ができて非常に心強い。署員の技術の向上にもつながる」ということで、梅雨の合間をみて汗をかきかき運航訓練に励んでいるのだろう。 長野県は山岳遭難の多いところでもあり、警察署員の防災・救助のヘリの活躍はつとに知られているところ。どちらかというと、気持ちの上では力の入りにくい場面での活躍に敬意を表すとともに、ドクターヘリが間髪をいれず活躍して欲しいと思う。 一つ気になるのは、悪天候時における安全運航のこと。普段から気象情報にも最大細心の注意を払って欲しい。とりわけ、山岳地帯は晴天の時でも、気温の上昇による上昇気流や地形性の低気圧の発生による下降気流など、気象の専門家でも予測が難しいほどの気流が乱れやすいところである。ガスがかかったり、降雨や降雪による視界不良も多くあるだろう。また、その機体本来の形状から横風や突風に対する弱点があることを絶えず念頭に入れておくことを老婆心で思う。 機体が大揺れし、折角搬送しているのに、不測の事故が併発しないことを祈って止まない。何はともあれ、近頃うれしいニュース。ドクターヘリの関係者に最大限のエールを贈る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月14日 07時50分24秒
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