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9日に爆発的噴火を起こした桜島の噴煙による大量の降灰は、鹿児島市のほか県南西部、薩摩半島の南九州市や南さつま市、日置市まで降り注いだ。
鹿児島地方気象台のまとめ ) 10日午前9時までの降灰量は、1平方メートル当たり243グラムで2001年以来の最高を記録した。 降灰の影響 ) 上記市街地では、車両が降り積もった灰をもうもうと巻き上げ、農家は早朝から路地野菜の山水など対策に追われた。 1. 鹿児島市南部の宇宿園芸組合は、Aコープ桜ヶ丘店の直販コーナーに野菜を出荷する。組合長の梶原さんの畑も一面灰白色に染まった。 ブロッコリーやラッキョウ、春キャベツに水をかけながら、「早く雨が降ってほしい。中途半端な雨はべとつき、かえって厄介だ」と慈雨を望んでいた。 2. 同市北部にある軟弱野菜等の大規模生産団地・アグリタウン小山田では、約280棟の硬質ハウスの屋根にうっすら灰が積もった。太陽光の低下で、小松菜やホウレンソウなどの生育に影響が懸念される。 一里原園芸組合長の松本さんは、「今日は少なくなっている。早く雨が洗い流してほしい」と語っていた。 ( 農業新聞4月10日 より編集 ) 感想 ) 日本列島は強く安定した高気圧に覆われており、向こう2日間ほどは当地への降水は見込めないようだ。2001年の降灰の模様をテレビでたまたま見たことがあり、車などに降り積もって大変な様子だった。今回は、それよりも降灰の量が多く、既に、春野菜の出荷を控えている組合などでは、まとまった降水を慈雨として待ち望んでいる気持が伝わってくる。 農業は、絶えず気候の変化や自然災害にさらされているという、厳しい産業であることが分かる。本日の農業新聞の一面では、昨年産の青森のリンゴがひょう害の発生や景気悪化などで大量に売れ残り、ジュースなどの加工用も量が多すぎて、処理しきれない。ついに、りんご園に大量に積み上げられ、堆肥にされる前に酸っぱい臭いを放っているという光景が載っていた。 日本の安全・安心な農産物は、これらの農家の汗と結晶の成果を無残にも処理しなくてはならない農家の苦労があってのことだ。気象の急変化に際し、農家へ対するさらなるサービスの充実と徹底とともに、食べ物を粗末にしてはならない。国内の農産物の安定的な流通システムとしてのセーフテイ・ネットの構築が喫緊のテーマだと考える。盛り上がりつつある農業への追い風に厳しい農業の一面が突きつけられている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月11日 15時24分29秒
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