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2016.06.26
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「明治」という国家

「明治」という国家
著者:司馬遼太郎
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イデオロギーを、日本語訳すれば、”正義の体系”といってよいでしょう。イデオロギーにおける正義というのは、かならずその中心の核にあたるところに「絶対のうそ」があります。

イデオロギーは、それが過ぎ去ると、古新聞よりも無価値になります。

「両親が病気で死のうとしているとき、もうだめだと思っても、看病のかぎりをつくすのではないか。自分がやっているのはそれだ」

「開国」
なんてのは、イデオロギーとしては弱いです。開国は理の当然で、正しくかつ常識的なありかたですから。正しくて常識的でたれでももっともだというスローガンは、革命的ではないもです。それは、液体でいえば、水です。水は、生きるのになくてはならないものです。しかし、革命というのは、みんなが酔っぱらわなくてはならないものですから、水ではどうにもならなくて、強い酒を必要とするものなのです。

「攘夷」
こういう強烈な酒でもってやらねば、国が細胞まで新品にうまれかわる、というようなことができなかったのです。


昭和初期を生きた司馬さんの憧れは明治だったんでしょうね。





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最終更新日  2016.06.27 23:14:19
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