控え室で、義父を交えた挙式の最終確認を行い、
いよいよチャペルに向かう。
右手を胸のところに置く動作もバッチリだ
ホテル1階からエレベータに乗り、B1に移動。
アテンダントさんは相方のウェディングドレスの裾をもちつつ
我々を挙式へと促す。
私は神父さんと一緒に歩く、
緊張している私を見ていろいろ話しかけてくれた。
英語だからなんとなくでしか分からないが(笑)
「グアムは何回目?」「初めてです」
「へーグアムはいいところだよ。楽しんでね。」
「ありがとう。でも今は緊張してそんなこと考えられない」
「大丈夫。結婚式も楽しめばいいのさ」
そんな会話をしていると、ホテルのプールを横切った。
プールでは何組かのアメリカ人や日本人やいて、
みんな我々をにこにこしながら見ていた。
プールを通り過ぎるとチャペルが見えてきた。
海のそばに経っており、教会からすぐ白い浜辺に出られる。
建物の側面は玄関以外すべて青いガラス張りで、
30人も入ればぎゅうぎゅうになってしまうくらいの小さな教会だ。
外から中の様子がよく見えるし、中からも海が一望できる。
入り口から祭壇まで色とりどりの花のじゅうたんがすごくかわいい。
この教会を選んで正解だったなと思った。
実は今まで、教会を肉眼で見ていなかった。
なにもかもぶっつけ本番なのだ。
教会の手前で、スタンバイに入る。
心臓はばくばくだ。
すばやくアテンダントさんが私の服や髪型、
相方のドレスや髪型のチェックを行い、
挙式にいたスタッフにOKの合図を送る。
教会内のオルガンが、優しい音色を奏でていた。
中央の祭壇を挟んで、オルガン奏者とゴスペル歌手がいる。
神聖な面持ちを持ったオルガンの音色と共に、
ゴスペル歌手が歌いだす。
わ!すごく歌が上手だ。
オルガンの音色と歌手の声の相性がすごくいい。
1年前に神戸の〇ートピアホテルの模擬挙式に参加したとき
ゴスペルがあったけど、あまりにもひどかったので、
ゴスペルをやめようかなと思っていたけど、
やってよかった。歌手によって全然違うんだな~。
オルガンの演奏が一段落し、
私は神父に促され、神父と一緒にチャペルの中に入った。