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テーマ:転職・再就職(1084)
カテゴリ:転職活動
クルマを 選ぶ 時は、買ってしまった後よりも、 買う前に、あれこれ 考えていた時の方が 楽しい。 カタログを見ているだけで ワクワクするし、 お金を支払う前なら、何の負担も発生しない。 クルマを買うときの心情 と似ているのだが、 転職のワクワク感は、ある意味、麻薬のようなものだ。 自分を必要としてくれる会社が 複数あるように思えて、 成果の支払いが発生し始める入社前という頃が一番幸せだ。 しかも、そこから 内定を もらえていようものなら、 それだけで、バラ色の未来が待っているような気がする。 だから、内定コレクターのような転職者もいるし、 その麻薬こそが、転職活動の動機になっている人もいる。 実際には、その内定は、自分に対する先行投資であって、 その投資が失敗だったと 会社に 思われてしまえば、 自分にとっても、会社にとっても、大きな不良債権となる。 --- 多くの人は、転職先の会社で、大変な思いをする。 新しい組織や 風土に慣れるのに、思わぬ労力を要したり、 即戦力として、入社直後から 高い仕事負荷を与えられたりする。 しかも、最初の頃は、努力ほどには 結果が出ないので、 賞与や昇給の評価が、必ずしも高くはならないこともある。 さらに、そんな状況下でも、不屈の精神を持って、 やり遂げるモチベーションを維持しなければならない。 転職者を求める会社は、何かしら 課題があるからこそ、 社外から、新しい人材を 受け入れようとする。 それは、急成長に伴う 人員不足を解消するためであったり、 自社が持っていない技術を強化するためであったりする。 だから、転職するだけで バラ色の人生が開けると考えるのは、 求人企業側の事情を想像すれば、あまりに無防備な姿勢である。 ただし、もし 自分が もう一段の成長することを願い、 そのために ハードルが必要だと思うなら、話は別だ。 そういった姿勢を持つ転職者にとっては、 転職することは 大きなチャンスであり、成長の手段でもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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