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カテゴリ:フランス車・オープンカー
クルマで速く走れたり 気持ちよく走れるということの前提に、そのクルマの絶対的な動力性能に加えて、体感的なフィーリングが良いということが挙げられる。例えば、エンジンを回した時に ざらついた感じがするようなクルマでは、アクセルを踏み込もうという気持ちを得にくい。あるいは、振動によってギシギシと不快な異音がするクルマでは、スピードを出そうとは思えない。 我が家のメガーヌツーリングワゴンは、1万kmを超えたあたりから、アクセルを踏み込んだ時にざらついた回り方をするようになってきた。ちょうど、3000回転前後くらい、高速道路では 常用とも言える領域だ。心地よくないフィーリングで、古いクルマを運転しているような錯覚すらあった。 メカニックの方に相談して、アクセルペダルの振動があるので、まずエンジンマウントを交換してみることに。その結果、確かに振動は減ったが、ボディが振動するとコツコツと何かに当たるような異音が聞こえるようになった。また、エンジンのざらつきは、停止時の空吹かしでも見分けられるようになった。 そこで さらに調べてもらった結果、前者の異音については、エアコン配管のボディへの接触が見つかった。また後者のざらつきについては、触媒の遮熱か何かのカバーが スタビライザーに当たっていたことが分かった。ボディが振動する度に配管が車体にぶつかり、エンジン回転をあげると、カバーがスタビライザーに振動を伝えて、ざらついた音を起てていた訳である。 3つの対策を行った結果、メガーヌTWのフィーリングは 新車状態に戻った。帰り道、これほど気持ちよく走れたのは 数ヶ月ぶりのことだと思った。実際 巡行スピードも20kmくらいアップしていた。クルマのフィーリングとは 主観的なものかもしれないが、これを制するか否かで クルマの価値を変えられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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