テーマ:介護・看護・喪失(5168)
カテゴリ:ぐうたら日記
朝、病院に行くと、拘束ベストが外され、手だけ括ってあった。
わお!^^ 目を開けていたので、声をかけるが返答ナシ。 ここ最近は、こんな感じ。 分かってたり分かってなかったり。 返答が無いと、ちょっと気は重くなるが、洗濯してきたタオルを出して、 入れ歯の水を取り替えて、室内チェック。 あ、お尻拭きが開いてる!(@o@) って事は、もしかして、うんち出た?! そうだったらうれしい。 入院して以来、全く、大の方が出ない義母。 オムツに抵抗があるのは分かるが、しないと大変な事になっちゃうから、ワケわかんなくなった時にでも出てくれればと思っていた。 元々、便秘と言っていたけど、それにしたって10日以上、出てないから心配していたのだが、前に便秘の人に聞いた話を思い出したので、まあ、いいのかな。 オイラなんか、1日出ないだけで、気持ち悪くてイライラするのに、便秘の人って、相当、出なくても平気だって。 そんなに出なかったら、ハラん中で腐ってそうな気がするんだけど大丈夫みたい。 (動物は、便秘が命取りだけど人は大丈夫だって聞いた事がある) そりゃ、オイラだって、歳と共に出なくなってきてるけど、1日1回は出るもんね。 1回だけだと、ちょっと気持ち悪いんだよね。 1日出ないだけで、400カロリー余計に摂取する事になるから、出せない人はダイエットしてもムダなんだよね~。^^; まあ、出ないモンは、頑張っても出ないんだろう。(--;) しかし、1週間分のうんこって、相当量だと思うんだけど、どこら辺でどうなってんのかねぇ...。 そんなワケで、このお尻拭き(ノンアルコール)、入院時に用意したのに1度も使われていなかった。 他の物は、日を追う毎に使われていったのに、いつ使うのか、使う日は来ないのか? と気が気じゃなかったんだよね。 ■1日目から使用された物 ・タオル ・ティッシュ ・加圧靴下 ■5日目から使用された物 ・口腔綿棒 ■未使用 ・お尻拭き 本人に、出た?と聞いても、今の状態じゃ、本当に出たか分からんもんで、う~む。 後で看護師さんに聞いてみよう。 暫くして、義母が、焦点の合わない目で、オイラの顔をじーっと見て、 何やら言ったが、意味不明であった。 取り合えず、業務連絡。 「タオル洗ってきたし、お重持ってきたから、Oさん来たら返してね^^」 分かろうが分かるまいが、お構いなし。 覚えていたら、お礼言って返してくれれば、それでよい。 「ねぇちゃん」 およっ! 「何?」 「これ取って」 ええっ! このノリは、術後1日目?(^^;) 「取ると危ないからダメ、看護師さんに聞かないと解けないんだよ」 「いいすけ取って」 「取ってどうするの?」 「起きる」 「起きたら、頭の管が抜けるんよ」 「どれ?」 「コレ」 と言って、頭から出ている、ドレーンチューブを見える所まで持って行く。 「見える?」 「見えない」(見えないワケない) 「ほら、これ、出てるろ、動かしたらいけないんだよ」 「....」 また、意識が散漫になった。 3分くらい、まともっぽい事を言ったと思った次には、意識散漫になる。 暫くして、また話すが意味不明、眠る。 血管れんしゅくが起こってから、日々、こんな具合で、目の焦点は、あまり合ってない。 何だろう、幼児と同じレベル。 機嫌が良いと、ラジオに合わせて首を振ったり、手でリズムを取ったり、小さく鼻歌を歌ったりする。 ラジオを点けると、あからさまに波形と心拍数が変わるので、何かしらの影響は、あるものと思われる。 分かってんだか分かってないんだか分からないが、説明だけは、毎回、行う。 この間、看護師さんとした雑談で、夜中、何とかして自分で拘束を解いて、ベットから降りてしまう努力の人がいるんだけど、何故か皆、頭のドレーンは引き抜かないで手に持ってるんだそうだ。 点滴、尿道、心拍、心電図、全てのコード、チューブは、引き抜いてるんだけど、脳のドレーンだけは大事に持って佇んでいとの事。 たぶん無意識に、自己防衛本能が働いた結果だと思う。 オイラが思うに、眠っていようが無意識だろうが、聞いた事は、頭のどこかに残っており、イザって時に回路が繋がって、スイッチONなのだろう。 なもんで、何度でも言う。安全装置取り付け。^^/ 先日から顔を出すようになった、義母と仲良しの、お友達がまた来てくれた。 義母、大喜び。^^ 話す事は、とんちんかんだけど、波形が喜んでる。 (近頃、波形の状態で心の動きが分かるようになったオイラである) 義母は、こんな状態なので、すぐ意識を離してしまうが、 その間、オイラと色々、話したりして、なかなか楽しい。 間もなく昼で、ごはんが来た。 起きる気満々で、起こして貰い(^^;)、スプーンで、おかゆを、ガボッとすくい口に入れる。 おかずも、好きな物だけ先に全部、口に入れてしまう。 そこにしか目が行かない。 食べ方、幼児そのもの。 どのくらいスプーンに入れたら、自分の口に入るか把握できていない。 幼児と違うのは、60余年、生きてるお陰で、それなりに器用だという事。 だから、危なっかしくても溢さずに済んでいる。 本当の幼児だったら、周り中でろでろだよ、お義母さん。(--;) うわっ、おかず全部と、おかゆ半分も食べた、すごーい! こんなの初めて。 わーい、やったやったぁ! マズイとも味がしないとも言わずに、全部、食べられたよ~。 すごい、とか、えらいとか、大の大人が、メシ食ったくらいで、えらい褒められよう。 人は、褒められるとうれしい。 照れる義母。 やはり、おかしい(T◇T)。 けど、ここ数日の食べ無さ具合とは、雲泥の差。 多少、頭がイカレていても、元気で食べてくれれば、それでいい。 「牛乳は飲まないの?^^」 視線、うろうろ~。 「ほら、ここ」 牛乳を掴んで飲む。 そこしか見ていない。 3歳児くらいの感じかなぁ...。 食べ終わると、テーブルの上に置いてある物をいじりだす。 使い捨て手袋の箱を取って、ベットに置き、ティッシュの箱をどけて、口腔綿棒の箱を持った。 いつも口を掃除してるから、見た事が無いはずは無いんだけど、興味はソレのようで、あっちいじり、こっちいじり、箱を開けようとしている。 普通の大人なら、見れば即座に開けられる普通の箱。 だが、開けられない。 知能レベル3才! いや、2才くらいか?? 何とか開けて、中の物を取ろうとしてるが、取れない。 中身は、1本ずつパックされてる口腔綿棒の袋と、ミント味の液体(コーヒーシロップみたいなヤツ)が、その数だけ中箱に埋め込まれて付いている構造。 どちらも普通の大人なら、難なく取り出せる。 しかし、今の義母には、それが分からないらしく、物を見て何かも判別できてない様子。 その後、丁寧に、箱を積み重ねてテーブルに戻し、交換用に置いてあったシーツをどかし、その下にあったタオルを1枚ずつ広げて、ベットの転落防止柵に掛けた。 .....。^^; きれい好きだからなぁ、整理整頓なんだろうなぁ。 自分の思う通りに物が置いてないと気が済まないもんで、いちいち直すんだよね。 こうゆう時でも、出るんだなぁ...。 いつもなら、起きる起きると言う割に、ごはんの後、すぐ横になると言ってナースコールするのに、今日は、看護師さんが見に来るまで起きたまま、ぼーっとしていた。 少しだけ、元からの義母が出て、後はダメ。^^; 横になって、お昼寝。 寝てんのかな? と顔を覗き込むと、小さな声で、ポソッと 「前の事、覚えてないんさねぇ...」 と言った。 今までは、自分は極めてまとも、手術はしても、しっかりしてるし記憶もある。 いつも通り。 って感じだったのに、今日、初めて自分が、おかしいと気づいたのだろうか? それとも、いつもの、取り合えず、ミソん中から出してきた言葉?? まあ、もし、自覚が出てきたのなら治ってきた証拠。 己を知って考えよ! って事ですな。 何故、そうなってるのかを再度、説明し、リハビリで記憶を繋げないといけないと言ったら、嫌そうな顔をして「大変なんだねぇ」と、まるで他人事。 しばらくして、看護師さんが体位を変えに来たら、「めんどくさい」と言い不機嫌。 意固地も出る。 「ここ何処?」 と言って、何度も自分の居場所を聞くが、教えても信じない。 流石、自分の言う事が絶対なA型女だけあって頑固、強く言うと意固地が出る。 ここ最近の状態は、 朝ダメ、昼くらいに良くなって、午後ダメ、夕方ちょっと繋がって、ってパターンかな。 運が良いのか悪いのか、見舞客が来るのが、いい状態の時が多いので、余程、頻繁に来てもくれない限りは、義母がおかしいと誰も思わないだろう。 おかしいんだ! 分かってくれよっ!! まあ、でも、今日は、割といい調子だったので、少し早めに帰った。 これから、病院に居る時間を少しずつ減らしていくようにする。 心配だけど、気合いを入れて振り切って帰る。 久方ぶりに、スタバに寄ったら、コーヒーゼリーの入った、うまうまがあったので、それを注文。←ちゃんと呪文が言えた。 コーヒーゼリーが、キンキンに冷えてて、ほろ苦くて美味しかった。 出来れば、一昨日あたりに食いたかった。(今日は、ちょっと寒い--;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月06日 19時04分25秒
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