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カテゴリ:読書
あらすじ:
ギリシアに魅せられ、クレタ島の旅行会社で働くトニは、ある日、親切から老人を車で家に送った。だが誘われるまま家に入ると、老人は態度を急変させ、妹がトニの兄の車にはねられた仕返しに、彼女に切りつけたのだ。騒ぎに気づいた家族の制止であやうく難は逃れたものの、老人の家族によれば、彼の復讐を止める方法はひとつしかないと言う。それは、トニが老人の孫ダロスと結婚することーギリシアでは親戚には仕返しをしない習わしなのだという。トニは傍らに立つ傲慢そうな浅黒い肌のダロスを、困惑顔で見上げた。1週間後、彼のプロポーズを受け、別荘で彼との結婚生活が始まるが…。 感想: こんな風習が?あまりしっくりときません。 トニの兄が交通事故を起こしたから、その親族を殺して、トニの兄に同じ思いをさせるなんて。 いつの時代?という気持ちが強く、野蛮だと感じます。 いくら説得されても賢者たる老人が受け入れないなんて。それともそういう風に育てられたかららそれが当然の権利であり、義務と思っているのかな~ どちらにしても、この復讐の仕方はまた次の復讐を生みそうです。 出会いが出会いなので、ロマンスが生まれること自体が奇跡のようです。 便宜結婚と帯にありましたが、便宜という感じでもないですよね・・。 ダロスとトニの距離、ダロスのまわりの女性・・傲慢なヒーローが多いギリシア。 なんとなく、読み終わってしまいました。 復讐のゆくえ [ アン・ハンプソン ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.24 21:38:04
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