カテゴリ:お魚料理
【はじめに】
このブログは2010年1月8日に公開したものです。 マガキの名産地は広島・三重などが有名ですが、 私ども夫婦が一番好きだったのは、三陸産のマガキでした。 このブログは三陸産マガキの美味しさを改めて知るきっかけになったものです。 2012年3月の大震災により三陸沿岸は甚大な被害を受けました。 その中で三陸牡蠣養殖業者の牡蠣筏や牡蠣養殖に必要な設備 (延縄・浄化槽・作業所など)も壊滅的な被害を受けました。 牡蠣生産業者の方ご自身も被災しておられるため、 復興が難航するのではと心配しておりました。 現在は、牡蠣オーナー制度など様々な取り組みがなされて、 徐々に牡蠣養殖が再開され、生産量は震災前の約4分の1にまで回復しました。 あの大震災により海の中の状況が変化してしまい、 先代より数百年もかけて培ってきた営みを、 また一から始めるというのは 並大抵のことではないと思いますが、 何年かかってもあの美味しいマガキを食す日を待ちたいと思います。 何もできませんが、震災からの復興に心から願いを込めて。 (2012.10.15) 参考URL 1. http://www.sanriku-oysters.com/index.html (【復興がき】三陸牡蠣復興支援プロジェクト:Japanese ver.) http://www.sanriku-oysters.com/en/index.html ("Sanriku Oyster Reconstruction Project":English ver. ※The application for "the Owner Plan Project" is closed on March 30, 2012.) 2. http://www.jfa.maff.go.jp/j/yosan/23/pdf/111021_kongo_taiou3.pdf (水産庁 東日本大震災による水産業への影響と今後の対応) 【ここからブログ本文です(2010.1.8 更新)】 昨年11月17日,築地場内でかきのむき身を買おうとしていたとき, しろくまくんが「産地のちがうかきを食べ比べてみたくない?」と 聞いてきたので, 「そりゃーもちろん!」と即決でかきを2種類買うことに。 さんざん悩んだ挙句,「三陸産」と「広島産」のかきを購入。 まずは見た目から。 三陸産。色が白く,身が引き締まっています。 広島産。色がクリーミーで,ぽってりしています。 うーん,香りはどちらもとってもいい。 味はどう違うのか楽しみです。 まず,下ごしらえから。 かきの身を大根おろしで洗います。 三陸産 WITH 大根おろし よく,汚れを落としたら,やさしく水で洗い流します。 では料理開始 1 かきごはん 鍋に,水,酒,醤油,しょうがを入れ,煮立たせます。 そこに,かきの身を入れて煮立たせます。 かきの身を一旦取り出します。 かきの煮汁と昆布でごはんを炊きます。 ごはんが炊けたら先ほどのかきを入れます。 三陸産かきごはん!!ん?くもってよく見えんよ~! もとい,三陸産かきごはん! 広島産のかきごはん! ごはんにしたら,ほとんど見た目に差はないな。 どれどれ食べてみよう。。。 おいし~~~ どちらも,口の中で,プチ,ジュワーッとはじけます! 三陸産は,とても澄み切った磯の香りが口いっぱいに広がり, 広島産は,ぷりぷりした身の食感とクリーミーさが美味しい! こりゃー甲乙つけがたい~。 2 かきのバター炒め 下ごしらえをしたかきの水分をキッチンペーパーでふき取り, 軽く片栗粉をまぶして,バターで炒める。 仕上げに軽く醤油をかけて出来上がり! これは三陸産のかきでつくったバター炒めです。 次の日に広島産のかきでバター炒めをつくりました。 三陸産の上品な磯の香りとバターが良く合います。 広島産のクリーミーさとこれまたバターが良く合います。 むむ,結局,てとらもしろくまくんも, 三陸産のかきの方が好みに合うという結論に。 でも,磯の香りが苦手な方には,広島産がオススメです。 これは,ホントに好みだなぁ。。 おまけ しろくまくん作 ふろふき大根のかき味噌あえ かきの美味しさに,創作意欲をかき立てられたしろくまくん, なんと,かき味噌を作り出しました 赤味噌,みりん,酒にかきの身を入れて,砕きながらかき混ぜます。 蒸した大根にかき味噌をかけてできあがり! どれどれ,お味は。。 お!美味しい! しろくまくんって,実は料理もうまいのね。 たまに???な味のときもあるけど, やるじゃーん! あ~美味しかった。 産地によってぜんぜんちがうかきの味,勉強になりました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 16, 2012 08:16:20 AM
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