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6月19日(木)の夜,NHK総合の『クローズアップ現代』(7:30~8:00)で,
「“新しい”うつ病とどう向き合うか」という番組が放送されていました。 番組の内容は以下のようなものでした。 o 非定型うつ病・・・(新しい うつ病) o 双極性障害II型(軽い躁状態になる躁うつ病)・・・発見されにくい躁うつ病 o うつ病・躁うつ病の客観的診断 o うつ病患者同士の集り ゲストは,日本うつ病学会理事長の野村総一郎さんでした。 ![]() 防衛医科大学校教授 精神科、特にうつ病 1949年生まれ。1974年慶應義塾大学医学部卒業。 日本うつ病学会理事長 私は野村総一郎さんの本を数冊持っていますが, 私には野村総一郎さんの本よりも うつ病経験者の本のほうが役に立ちました。 4~8年かかって寛解したうつ病経験者の本のほうが 自分のうつ病と向き合って うつ病と長期戦をしていくには役立ちますね。 体験者の本は気分的に支えになります。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ●非定型うつ病について ---------------------- 最初に非定型うつ病についてですが,今までは「うつ病」に入らなかったそうです。 しかし,14,5年前にアメリカではこの病状もうつ病と見なすようになり, 現在では日本もうつ病と診断されるそうです。 ただし,昔ながらの精神科医の中にはこの病状をうつ病と見なさない人もいるらしく, 日本国内では精神科医によって診断が統一されていないようです。 非定型うつ病と典型的なうつ病には下記のような違いがります(↓)。 ──────────────────────── 非定型うつ病 典型的なうつ病 ──────────────────────── 過眠 不眠 他人に対して攻撃的 自責 夕方から抑うつ状態 一日中か朝方に抑うつ状態 ──────────────────────── 非定型うつ病の症状は典型的なうつ病の症状とは正反対な症状なので, うつ病と気づかない場合が結構あるようです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ●双極性障害II型(軽い躁状態になる躁うつ病)について -------------------------------------------------- 双極性障害II型(躁うつ病)の患者も最近増えているようです。 この型の躁うつ病は躁状態が軽いのだそうです。 双極性障害II型の患者が精神科を受診する場合は,抑うつ状態の時なので, 精神科医も抑うつ状態に目がいってしまい,うつ病と診断されて, 抗うつ薬を処方されるそうです。 しかし,この病気だと抗うつ薬では治らず,かえって病状が悪化する場合があるそうです。 躁状態がある患者に抗うつ薬を処方すると,躁状態が酷くなってしまい, また,その反動で次に陥いる鬱状態も酷くなってしまい,自殺の危険が高まるそうです。 うつ病と診断された患者が2年間病状が良くならず,野村さんの病院を訪ずれ, 野村さんはその患者の了解を得て,その患者の同僚たちに その患者の会社での様子を尋ねたところ,会議中に持論を延々と話し続けたり, 飲み会では幹事をやって,陽気にカラオケをしたりして, やたらと元気だったりする面があったそうです。 これは躁状態のときの様子だそうで。その患者は双極性障害II型(躁うつ病)と診断され, 今は復職をはたしたそうです。 躁うつ病の患者には気分安定剤(炭酸リチウム(リーマス)が代表的)を使う必要が あるそうです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ●うつ病・躁うつ病の客観的診断について -------------------------------------- 群馬大学医学部(もしかしたら附属病院かも)では, うつ病の診断を患者への問診だけに頼らず, 脳の血流量を調べて客観的に診断しようという試みが行われています。 計算をさせると健康の人は脳の血流が増えるのだそうですが, うつ病の人は脳の血流が増えません。 ※これは私の実感としてもわかるような気がします。 うつ病の治療を開始する前後の時期は抑うつ状態が酷く, 考え事をしようとしても頭が空回りするだけで, 集中ができず,疲労感が酷く,全然考え事が前に進みませんでした。 躁うつ病の人は,健康の人ほどではありませんが,血流が増えていました。 今はまだ実用段階には入っていないようでうが, 将来脳の血流を調べることで,うつ病なのか,躁うつ病なのかの診断ができるように なりそうです。 だいたい問診だけだと,患者は精神科医には自分が辛い抑うつ状態のことしか話さず, 気分が高揚している躁状態のことは話さない場合が多いでしょうから, 躁うつ病の診断にはこのような方法が実用化されると良いかなぁ,と思います。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ●うつ病患者同士の集りについて ------------------------------ 従来はうつ病患者同士が集まると病状に悪い影響を与えると考えられていたのですが, アメリカで,うつ病患者同士が集まって,患者同士が自分の経験を語ったり, 励ましあったりすることが,うつ病治療に効果があることがわかってきました。 自分一人だと,とかく物事を悪い方向へ考えがちになりますが, 他の患者の意見を聞いたりして,考え方を良い方向に持っていけるようになるそうです。 患者同士の集まりは,うつ病患者の孤独感を柔らげることになり, これが病気の回復につながるそうです。 日本でもこのような取り組みが沖縄で行われていることが番組で紹介されていました。 しかし,これと似たようなことは既にブログやオフ会等で行われているので, 悩みを共有したり相談したりして,孤独感を柔らげている場合があると思います。 逆に悪い方向へ行くの場合もあると思いますが, ブログやオフ会は病気には素人の患者同士だけの集りですから, 悪い面が出てしまうのは,ある程度は仕方がないのかもしれません。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 番組を見て,私の病状を考えてみると,私の場合は典型的なうつ病なので, とりたてて参考になることはありませんでした。 うつ病患者同士の集りについては,ブログ等でコメントをカキコしたり, カキコしてもらってりしているし,メールをやりとりしたり,会ってもいるので, 別に新しい取り組みとも思えませんでした。 番組の主題は「非定型うつ病」と「双極性障害II型」ですから, 番組としてはこれでいいのでしょう。 [うつうつ]カテゴリの最新記事
私も典型的なうつかもしれません。
主治医には「オフ会などの出席は状態が良ければ積極的に」と言われました。 私の場合は外に出るきっかけを作りなさいということみたいです。(2008.06.21 09:32:06)
大吉コマサさん,おはようです。
大吉さんの軽い躁状態は双極性障害II型にピッタリな感じがしますね。 薬の処方も変える必要があるかもしれませんが, そのあたりのことは主治医に相談してみないとですね。 双極性障害II型の特徴はこんな感じだそうです(↓)。 ────────────────────────────────────── (⇒『こころの医学事典』,「双極II型障害」) 1回以上のうつ病と1回以上の軽躁状態があった場合,双極II型障害といいます。軽躁 状態は,調子がよくて仕事がはかどる状態ですから,本人も周囲の人もまったく困り ません。ですから,双極II型障害の場合,本人も家族も,「うつ病」と思っているこ とが多いようです。 だれも困らない状態をなぜ病気と診断するのかというと,うつ病に比べて,双極II型 障害では,うつ状態が長く続き,再発しやすい,自殺の危険が高い,不安障害,摂食 障害,アルコール依存などを合併し,症状が複雑化しやすい,抗うつ薬を長期に使っ ていると逆に再発を繰り返すようになってしまう危険があるなど,治療上うつ病とは 区別すべき点が多いためです。 ────────────────────────────────────── 双極性障害II型は典型的なうつ病より ちょっと厄介そうです。 (2008.06.21 09:53:17)
浅葱777さん,おはようです。
浅葱777さんは主治医にも外出を促されていますか。 休職中の会社員だったら「リハビリのための散歩などを始めてもいい」という状態なんでしょうね。 無理せず,調子の良い時にリハビリ外出をして、 ゆっくり徐々に調子を上げていきましょう。 (2008.06.21 10:05:57)
私もそれ、見てました。でも、あまり役に立ちそうもなかったので、真剣には見ませんでした。
ただ、うつ病に限らず、私が滞在したスイスでは、ボランティアで、専門のカウンセラーのもとで、自分の悩みを打ち明け合うという集まりがありましたね。おかねは1フランもいらない。ただ、きまった時間に、悩みを持つーーー若い女性が多かったですがーーー人が集まり、自分の悩みを他人に打ち明けて、共感する人、自分は違う悩みを持っていて、「悩んでいるのは、自分だけではない」と実感できるのです。その場には、専門のカウンセラーも立ち合うので、悪い方向にはいかないように、コントロールすると思います。私は一度、この団体を、ボランティア仲間と一緒に訪れましたが、こういうグループで話し合う集まりには、参加してません。(2008.06.23 01:35:19)
なおちゃんさん,こんばんは。
うつ病を主題としたテレビ番組や新聞記事はいろいろありますが, 自分にピッタリというものはそうはないでしょう。 たくさんあるものの中から自分に合うものがちょっとでもあれば上出来だと思います。 私のうつ病は再発して今は3回目ですが, 1回目と2回目のうつ病は,自分ではうつ病だとわかりませんでした。 幸い1回目も2回目も時間はかかりましたが自然に寛解しました。 2回目のうつ病が自然に寛解した数年後に新聞記事を読んで 「仮面うつ」のことを知りました。 仮面うつの症状が1回目のときの私の症状と同じだったので, その時初めて自分がうつ病であったことがわかりました。 この新聞記事を読んでいなかったら,現在の3回目のうつ病が発症したときに 神経科クリニックを受診していず,病状が悪化していたと思います。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 専門家(精神科医,臨床心理士など)が関わる患者の集りには私も行ったことがありません。 専門家が関わると「治療」という感じがするのですが, 今のところ「治療は神経科クリニックで十分」と思っているので, そのような集りに参加したいという気がしません。 でも,オフ会には行きましたよ。行って良かったと思っています。 機会があればまたオフ会に行きたいと思います。 オフ会は「治療」を目的としない患者の集りですが, 今の私にはそれがちょうどいいです。 (2008.06.23 03:08:23) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |