ワブ!

先日に引き続き，また東京の野生タヌキの本を図書館で借りてきました。



 タヌキの伝言
 　　東京のタヌキからあなたへ

 著者：萩原恵子
 出版社：けやき出版（立川）
 サイズ：単行本
 ページ数：118p
 発行年月：2003年03月
 
 本体価格：1,200円 (税込 1,260 円)


この本は西東京市に住んでいる野生タヌキについて書かれた本です。
西東京市は西武池袋線沿線なのですが，西武池袋線はかつて武蔵野鉄道という私鉄でした。
というわけで，西東京市も武蔵野です。23区と比較すると緑豊かですが，
都心のベッドタウンになっているので，
野生タヌキにとっては やはり住みづらそうです。

本を読んだ印象では，文章に感傷的な表現がよくあり，ちょっとぉ…，って気がしました。

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これは明治時代の東京(主に現在の東京23区の東半分の地域です)に
現われた野生動物の本です。



 東京を騒がせた動物たち

 著者：林丈二
 出版社：大和書房
 サイズ：単行本
 ページ数：237p
 発行年月：2004年03月
 
 本体価格：2,000円 (税込 2,100 円)


著者は国立国会図書館に所蔵されている明治時代の新聞を読んで，
そこから動物が登場する記事を抜き出しました。
明治8年(1875年)の記事もあれば明治40年(1907年)の記事もある，といった感じです。

登場する動物は色々ですが，現在の東京では見るの難しい，あるいは見られない
動物は
　　狐(キツネ)，狸(タヌキ)，獺(カワウソ)，鼬(イタチ)，鹿(シカ)，猿(サル)，
　　鶴(ツル)，鷲(ワシ)，鷹(タカ)，山椒魚(サンショウウオ)，海亀(ウミガメ)
などでしょうか。

タヌキは東京23区にも住んでいますが，夜行性なので見かける機会は少ないし，
キツネは以前はJR新宿駅に住んでいましたが，今はいるのかなぁ。
日本のカワウソは絶滅しちゃったみたいだし。

イタチは，静岡県の夏蜜柑畑の横を通る道路を横切るところを見たことがあります。
そのイタチは道路を渡り終わったところで私に気づき，
ちょっとの間私のほうを見ていたのですが，
なぜか道路をまた渡って，もとの所に戻って行ってしまいました。(^^;

シカは奥多摩にはいるけどなぁ。サルはたまに奥多摩か高尾山のほうから都心に
やって来て，テレビのニュースになりますね。

ツルは江戸時代は冬になると北海道から東京のほうに越冬しに来ていたそうです。
浮世絵に丹頂鶴の絵がありますが，あれは本当に江戸に丹頂鶴が来ていたんですね。
時代が下り，本州で越冬地がなくなってしまい，丹頂鶴は来なくなりました。
釧路湿原の奥地に凍結しない場所があるので，そこで通年過ごす丹頂鶴だけが
日本で生き残ったそうです。
シベリアなどに住んでいる丹頂鶴は越冬のために南下するそうです。

ワシは見ないようだけど，タカは23区内に住んでます。
小型のタカのチョウゲンボウだったかな。
確か23区の西側のほうだったと思います。テレビで放送されてました。

山椒魚はトウキョウサンショウウオがいますが，
都心では水族館ぐらいにしかいなさそうだな。

ウミガメは今でも東京湾に来るのかなぁ。迷子になって来ることはありそうですね。

この本はまだ全部読んでいないのですが，
動物が登場する部分は新聞記事の抜き書きなので文章がつまらないです。

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