Model Power製HOの鉄道模型の蒸気機関車の改造が完了しました。原車は「Item
No. 96512, New Haven Railroad Road No.4」のBタンク機です。プロトタイプの実車
はよくわかりませんがピッツバーグ製の蒸気機関車に似ています。
主な改造点は次の通りです。
- 車幅を狭くする。35mm(キャブ) → 33.5mm(シリンダーブロック)。
原車の車幅で最も広い部分はキャブドア下のステップなのですが,それをヤスリで削ってキャブと同じ幅にしました。また,キャブは二つに切り離して幅を約2.5mm狭くしました。
シリンダー中心間も狭くしました。シリンダーブロックを切り離して削って狭くし,それに合わせて動輪の幅もヤスリで削って薄くしました。これによって最も広い部分がシリンダーブロック(33.5mm)になり,次がサイドタンク(33mm),そしてキャップ(32.5mm),コールバンカー(31mm)となりました。
動輪のタイヤ・フランジ部分の太さは3mmありましたが,ヤスリで削って約2.5mmにしました。 - 車高を下げる。ボイラーとキャブを約1.5mm下げる。
車高を下げるためにボイラーとキャブ,サイドタンク等の車体を約1.5mm下げました。 - ヘッドライトの交換。前部:電球 → 黄色LED/後部:赤色LED → 黄色LED。
原車の前部ヘッドライトは,前部煙室についていて,ボイラー内部から電球でプラスチック製レンズを通して点灯する構造になっていましたが,ヘッドライトの位置を煙室上部に移動したので,電球から黄色LEDに交換しました。ヘッドライトケースは原車のものを流用し,そこに黄色LEDを入れました。LEDのリード線2本はヘッドライトケースの支柱として使っています。
原車の後部ヘッドライトはキャブ背面上部にあり,逆行時に赤色LEDが点灯するようになっていましたが,キャブの高さを約1.5mm下げたため,キャブとコールバンカー内に収まっていた第2動輪を駆動するDCモーターがキャブ背面にぶつかってしまうことになったので,コールバンカーキャブ屋根まで嵩上げしてDCモーターの当たりを逃げました。そのため,後部ヘッドライトはコールバンカー上部に取り付けることになったのですが,その際に赤色LEDから黄色LEDに交換しました。赤色だとヘッドライトというよりテールランプという感じがするのでフォグランプふうの黄色LEDに交換しました。白色LEDでもいいのですが,価格がちょっと高いのでやめました。 - 前部カプラーの交換。前部:ダミーカプラー → Kadeeカプラー #7。
原車の後部にはナックルカプラーがついているのですが,前部にはダミーのカプラーがついていました。そのため前部カプラーをKadeeカプラーに交換しました。通常のKadeeカプラーだたお連結器の高さが低くなってしまうので,低床車用の#7を使用しました。 - 塗色の変更。煙室と煙突:銀 → 黒。キャブ屋根:赤茶 → 黒。
原車は煙室と煙突が銀色に塗装されていて,アメリカを走っていた蒸気機関車によく見かけるカラーリングです。でもこれは日本ふうではないので黒に塗り替えました。また原車のキャブ屋根は赤茶色なのですが,これでもよかったのですが,キャブを半分に切り離してキャブ幅を狭くしたときに,そのつなぎ目の隙間を灰色のパティで埋めたので,キャブ屋根も黒に塗り替えました。
改造が完了した 0-4-0サイドタンク機です。
改造車と原車を比べてみます。
これは横から見た写真です。写真左が改造車,写真右が原車です。
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これは上から見た写真です。写真上が原車,写真下が改造車です。
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正面と背面から見比べた写真です。各写真の左が改造車,右が原車です。
← 走るとこんな感じで黄色LEDを光らせます。デジカメを縦位置にして撮影したら,私が持っている動画編集ソフトでは90度回転させることができなくて,ちょっと見辛いですが。(^^;
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