結論から言っちゃっていいですかー？？？

んもぉ～～～～～～～！！！！

勝村政信さんが最高だったー！！！！

舞台ベテランだから当たり前と言えば当たり前の話なんですけど、この作品においては主役の二人を食っちゃってたねー。

声量、声の出し方、台詞の喋り方、キャラ、表情、演技…どれをとってもとにかく余裕があってそれでいて時折笑いをも持ってくるから勝村さんがステージに出てくると空気がガラリと変わって目が離せなくなる。

一番光ってたねー。ホントすごかったー。

……………………。

というか、初舞台の妻夫木さん、声が枯れてて大変そうだったんだよねー。

演技は体当たりで熱演って感じで決して悪くはなかったんだけど、今回は勝村さんオーラが凄すぎて、妻夫木さん云々を語るレベルじゃないような…(妻夫木さんゴメンよ)

でもね、テムジンのキャラはすごく良かったよ。青き狼としてどことなく軽いけど、最後、ブランドを守るための戦いは全身の力を振り絞ってる感じで圧倒されました。

ただ一言いいですか～？

台詞の喋り方が堤真一さんソックリなんですけどぉ～～。堤版を熱心に研究されたのかな～？

そして、私は初めて舞台の広末さんを観たんですけど、ちょっと声が細すぎ？って感じがしなくもなかったんですよねー(後ろの人までちゃんと声が届いてたのか不安)

でも、透明感あるオーラを放ってて綺麗でしたよー。

実は結髪(勝村政信さん)が書いた手紙をオルゴールから取り出すシーンは素直に泣けた。

野田作品の再演ってなるべく戯曲を読んで台詞を活字で読んでから観た方が私は理解しやすいんですけど、今回は予習をする暇がなくてまったくの無知状態で観ちゃったんですけど、割と分かりやすくて(それでもまだまだ気づかなかった掛詞とかあったんだろうなぁ)、「どんだけ～」とか「亀田謝罪事件」とかタイムリーな台詞もあって面白かったです。

「キル」＝「着る」「切る」「kill」

人間は生まれる時は裸。だから「着る」。そして「生きる」んだとも。

深いなぁ～～～～。

「征服」＝全員に同じ服、つまり「制服」を着せて「征服」になる…。

やっぱり戯曲をじっくり読んでまた観たい作品だなぁ～。