ジャン's ☆ Family

今日は私ではなく私の母のお話。

今日から２泊３日の旅に出た。
目的地は新婚旅行の思い出の地。奄美大島


Yangziファミリーをご存知の方には有名な話だが、
私には放浪癖！？のある姉がいる。
本業は鍼灸師なのだけれど、興味の尽きないこのお方。
興味のあることを見つけては、本業を暫し休業しエッチラオッチラ出かけていく。
そして今回は大島紬のおりことして、奄美大島へ１ヶ月滞在しているという。

お勤めが半月を過ぎた頃。
姉から母に一本の電話が入ったという。

『奄美大島で合流しない？』

兼ねてから奄美大島へもう一度行ってみたいと言っていた母。

しかし今尚福岡からの直行便のない奄美大島。
近いようで遠い場所。
そのためか中々重い腰が上がらなかった母。

優しい姉からの誘いに重い腰を上げ、今回の旅実現となった。


その旅のもうひとつの目的。
それは父の遺灰の一部を奄美の海に散布すること。


海がとっても好きだった父。
船乗りになりたかった若き日。
夢叶わずサラリーマンとなったが、少ないお小遣いでヨットを持ち、海に出ることが大好きだった。
私の名前も海にちなんで付けてくれた父。

私が中学を卒業し高校へ上がろうとしていた春の日。
職場で突然倒れ、帰らぬ人となった。

その日私は記念すべきモツ鍋をはじめて食べていた。
それもめったにない。友人たちと外のお店で。
携帯のない時代。
父の訃報を最後に聞いたのは、一番幼い私だった。
何の前触れもなく亡くなってしまったからか、
亡くなって随分経つと言うのに、未だに実感が湧かない。

あれからかなりの時間が流れ、今日。
母は元気に出発した。
今頃何してるのかな？
お父さんもきっと喜んでるよね


ちょっと変わった姉の話はまた次回。
たまにはええことしてくれるよのぉ～←似非広島弁風。。何故に！？