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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:映画/エンタメ
 昨年、「間違いなく、いま一番面白い“連ドラ”は侍戦隊シンケンジャーだ」と堂々と公言して以来、とうとう本日最終幕まで欠かさず観てしまった。そしていま言えることは、「しばらくほかのドラマは見られない」という、完全燃焼による虚脱感。
 年甲斐もなく、一目も憚らず、真剣に思ってしまった。「シンケンジャーよ、終わらないでくれ」と。そして、最終幕の根底に脈々と流れたメッセージである“絆の熱さ”と、それまでの布石ともいえるエピソードの数々を思い出し、じーんと来てしまった。
 シンケンジャーは、間違いなく戦隊ヒーローシリーズの亜流だ。いや、異端児だ。といって、ちゃんと観たのはサンバルカン以来なので、その途中に詳しい訳ではないが、ノッケから煽る主題歌、綿密な筋書き、突拍子もないアイディア、マニアックなディティール、新旧キャストの布陣、時代劇ファンも唸るサプライズなどキャラも立っていた。だが何より、時代錯誤を逆手に取った演出の妙。ノスタルジーやアナクロニズムが、鮮烈にリバイバルする様は、オリエンタリズムを愛でる感覚に似て。
 レッドが、ブルーはじめ他の仲間の存在を通じて育てられていく逆転もまた。そして、レッドが虚構の隊長=影武者として裏で機能しながら、どんでん返しで“真の侍”へと成熟を迎える様もまた。
 それらの全てが、押し付けがましくなく、さわやかに駆け抜けていった。サムライスピリッツを抱く日本人のDNAに響いたか?そうではないだろう。そういう決めつけは安直だ。
 全体から伝わって来るその一所懸命さや、大人も引き込まれる人間ドラマのツボをニクいまでにピンポイントで描いた丁寧さがあってはじめて、侍の心意気が活きてきた。達磨に目が入り、こけしやひな人形に頬の赤みが差し、木片に仏が宿り、画竜に点睛したと言える。
 侍戦隊よ永遠に。私は、一ファンとして心から、この作品とキャストの皆さん、そしてスタッフの方々に真剣な御礼を述べたい。(了)





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Last updated  2010/02/07 11:17:13 PM
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