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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:映画/エンタメ
続編いよいよ公開。「生涯で一番好きな映画」が『処刑人』。そんなツッコミどころの続きからです。さて、なぜそこまで『処刑人』にハマるのか。というのも、まずこの映画。主要テーマが「兄弟の絆」にあります(ま、最後は唐突に「親子の絆」になりますけど)。ロマンス要素の入る余地もまったくないほどに強い、兄弟の絆。これには無条件で降参です。私自身、兄弟と二人三脚ですから。
 さらに。『処刑人』のエンドロールのあたりで、この映画のように、正義のための暴力を肯定するか否か、という街頭インタビュー風のシーンが挿入されます(演出だろうけれど、そのような議論が実際に起こるほど社会に波紋を投げかけた作品だったのです)が、私はいかなる理由にせよ、肉体的・精神的な暴力には絶対に反対です。しかし同時に、声なき声の正義が黙殺されること。あるいは、非力を突いた卑怯なハラスメントを受けたら、その人に代わって異議申し立てをする機能なり役割が存在するべきだとは思っています。今の世の中、ちょっと周りを見回してみても、意外とそういうコト、多いです。決して映画やドラマの中だけのことじゃない。カウンセリングの世界にいるから余計にそう思うのかも知れませんけど、匿名性や安全地帯を盾に、好き放題、蹂躙し放題、という破廉恥漢はたくさんいます。立ち上がれない人がいるなら、誰かが立ち上がる。それが『処刑人』の最大のテーマなのです(手段としての暴力をどう受け取るか、というのは、あくまで仕掛けの世界なのです)。
 そういう理由で、この港町の名もなき聖人たちの暴れん坊なメッセージは、before『処刑人』からすでにそういうことを考えていた、兄弟愛深い私にとって、ドンピシャでハマってきまして、after『処刑人』では、自分の原点を忘れそうなときには必ず振り返る“バイブル(おぉ、まさにsaint)的作品”となるにいたったのです。
 今でも事務所には、公開当時の特大ポスターが、バーンと…いや、ひっそり飾ってあります。なんせコピーが…「法で裁けぬ悪どもに…」みたいなノリで、さすがに来客に対して失礼だろうということで、引っ込めてありまして。はは。
 さて、デビューは華やか、でも作品になかなか恵まれなかったショーン・パトリック・フラナリー。なぜか日本とご縁がございます&日本では結構人気あったけど海外ではもう一つなノーマン・リーダス。この二人が兄弟を演じると、こんな騒々しい映画でも、フィルム・ノワールなニュアンスまで醸してしまう。その相性、まさに兄弟。むろん両名のハマり役でしょう。だからこそ、ここまで難航した続編製作でも敢えて待って、ちゃんと出演してくれるんですから、漢(おとこ)ですねぇ。時間が経ちすぎて、ご両人、若干肉付きがよくなったような気がしますけど…大丈夫ですよね?
 そう、キャスティングのクドさもまた『処刑人』の魅力の一つでした。数ある個性的な出演者の中でも、FBI捜査官ポール・スメッカーを演じたウィレム・デフォーのキレまくった演技もまた、『処刑人』を語る上では不可欠な要素。キャリア十分なデフォー氏。後進育成のために、少ないギャラでも、無名の作品でも、すすんで出演するという熱いご仁。『処刑人』でも、手抜きなど一切なし。というか、むしろ一番楽しんでいる(笑)。あの荘厳なカフェラテ魂、時代錯誤なウォークマンにエア・指揮者、そして、ちょっと本気な女装&接吻。あなたは偉大です。残念ながら前作で昇天されましたが今作では???
 今回、悪の親玉を引き受けた大物俳優はピーター・フォンダ。テレンス・スタンプが激烈にシブかった『イギリスから来た男』での悪の大物ぶりでも、「こいつ…ホントは嫌な奴なんじゃないか?」と思わせる、嫌みで気障で腰抜けで、自己中な超絶演技を披露してくれましたが、今回は前作で「処刑」されてしまった悪役ファミリーの黒幕。あ、もうその時点で「処刑」対象ですね。ちなみに、『イギリスから来た男』の音楽プロデューサー(裏の顔は黒社会の顔役)でそのまま『処刑人2』に出ても、十分ストーリーは通りそうな…。大物&ベテランの本気演技が、こういう作品では重要なのです。
 本当に、続編が観られるんだ…。信じられないような、そんな気持ち。それだけ心待ちにしてきました。途中、騙された訳じゃない(むしろ、自分を騙したかな)けど、似ても似つかぬ便乗作品など観て、ご本家の続編を待ち続けて来ました。こりゃ弟と行くしかないね、当然。(了)

似ても似つかぬトホホな別モノ『処刑人アナザーバレット』のトホホ鑑賞記事はコチラから!!


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Last updated  2010/05/27 12:58:11 AM
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