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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:映画/エンタメ
 2011年1月14日(金)、俳優の細川俊之氏が亡くなられた。享年70歳ということで、まだまだお若かった。
 あえてここに記事を残しておきたいと思ったのも、まさに私が個人的なファンであるからであるが、実は実際には、あまり氏の活動を熱心に追いかけてきたタイプのファンではない。
 むしろ、強烈なインパクト一発で、私の中に大きな居場所を作ってしまった俳優。きっかけは、1988年NHK朝の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』。あまりテレビを見る習慣がなかったり、所謂テレビっ子としては育てられなかった私も、なぜかこの番組は、見ていたのだとぼんやり記憶している。
 昭和20年代を舞台にしたドラマで、細川氏は、気障で胡散臭い、けれどお茶目で完璧な詐欺紳士・ジョージ北川(イメージとしては、崩しきらない『クヒオ大佐』)を演じていらした。白川由美氏演じる興園寺つやと、大人の恋を演じる様は実にスマートで、話題となった山口智子氏のはつらつぶりや、高嶋兄弟の共演そっちのけで、ジョージ北川の醸し出すダンディズムと、あの声に魅了され続けた。
 以来、私の中で、憧れの声の主として、ずっと心にあり続けた。以降、十八番の二枚目はもちろん、三枚目を演じても軽妙。これまた崩しきらずとも嫌味なく、時代劇でも現代劇でも、あのスマートさと声で、しばしば私の耳を惹き付けた。
 ねっとりとした濃厚なフェロモンを醸し出すあの声…アラン・ドロンとダリダのヒット曲『あまい囁き』(数年前CMで使用されリバイバルした)の、中村晃子とのカバー曲は、今でも愛聴の一曲で、毎日持ち歩くiPhoneにも当然入れてある。
 囁くというよりは、ときに高飛車に、ときに卑屈に懇願する変態的なまでの台詞回しは、もう倒錯的な耽美主義とよぶほかないが、そう指摘されてもご本人は涼しげに何食わぬ顔をしそうなあたりがニクい。
 濃厚な耽美と、軽快なダンディズム。そこに、独特なインテリジェンスを感じさせる、私のアイコンがまた一人、逝ってしまった。合掌。(了)


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Last updated  2011/01/17 06:41:41 PM
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