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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:映画/エンタメ
 たまには劇場にも足を運ばないと、ですね。観たい映画はたくさんあるのですが、やっぱり劇場に足を運ぶ機会が減っています。ので…ここは思い切って大作をチョイス。『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉~』、観てきました。
 思い起こせば、『パイレーツ~』シリーズは、全部劇場で観たなぁ。とにかく、子供の頃の夢は海賊。っていうと、今はなんか、後付けっぽく聞こえません(笑)?だって、ジャックあり、ルフィあり、戦隊ヒーローありで、今や全世界的に海賊ブームですもんね。
 なんせ私は、子供のころに読んだ、スティーブンソンの『宝島』!!これで海賊に憧れました。なんか、白黒のビデオで、多分映画も観ましたね、当時。
 『パイレーツ~』シリーズは、そういう意味で、まさにスティーブソンゆずり(ディズニー映画でありながら…)、という感じで、もちろん私も大ファンですが、ジョニー・デップが立ち過ぎて、三作目では、ちょっと路線が逸れてしまったような気がしていました。これって、子供ないしは童心で受け入れられる作品なのかな?ちょっとシュールじゃないか?と思うシーケンスにも疑問符。
 ですが、新作『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉~』は、原点回帰と言いますか、一作目の、クラシカルさとキャラクターの斬新さ、ストーリー展開のスピード感が渾然一体となった、エンタテインメント性に特化し、それをパワーアップしたような内容になっていました。
 とにかく、飽きさせない。これまであまり描かれてこなかった陸での生活(あるいはロンドンの町並み!!)も、短いけれど、ストーリーに奥行きを持たせる意味で、しっかり描きこまれていましたし、ジャック・スパロウとバルボッサの腐れ縁…もはや絶妙なコンビネーションですが、これがまたイイ。新キャラである、ペネロペ・クルス演じるアンジェリカは、もう少し、この“男同士の絡み”に混ぜてあげたかったような気がしました。ちょっと、入り込めない感があって、可哀そうかな。でも、この人くらいのパンチ力を持ってこないと、ちょっと厳しいかも。ということで、キャスティングは成功でしょう。そして、伝説の海賊・黒髭。ついに出たか!!
 もう、これまでの作品で登場したのが、骨船長に、タコ船長…などと、まぁ濃厚なお面相ばかりだったので、あまりにフツーすぎる、直球勝負な海賊っぷりに、逆に新鮮さが。変身、呪い、CGなしでこの貫録。やっぱり伝説の大海賊はこうでなくちゃなぁ。また、アジのある親父俳優が一人、大役果たしました(この方イアン・、マクシェーン氏、不肖ワタクシは『カンフーパンダ』の声の出演でしか知らなかったかも…汗)。
 で、内容ですが、ズバリ、テーマは聖杯!!またしても!!まぁ、あの時代の海賊が狙うんですから、究極のお宝と言ったら、ピサロとかコルテスの隠し財宝か、もう聖杯以外あり得ないワケで。というか、まぁヨーロッパ・キリスト教世界において、古今を問わず、究極のお宝と言ったらもう、イコール聖杯なんですよね。日本では、徳川の埋蔵金ってのがありますが、それと同じように。歴史的にも、スケール的にも、やはり聖書の世界からの派生なので、聖杯の方が、宝としても、宗教的にも、ひいては政治的にも圧倒的に価値が高いですけれど。。。
 メジャーなところで聖杯ネタを挙げますと、『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』、『ダ・ヴィンチ・コード』あたりがすぐに思い浮かびますね。フェイヴァリット・ムービーでもある『インディ~』シリーズ。何度見返しても、謎解きの部分は、本当に稚拙です。飽くまで、キャラクターとストーリーが主で、すべて物語のための仕掛けや謎解きでしかないから当たり前です。それが冒険映画であっても、ジェットコースター・ムービーとしてのスピード感を損ねる謎解きは必要ないわけです。とにかく、唯一無二のキャラクターであるインディ・ジョーンズと、アクション、音楽、ムードでどんどん押しまくる。
 一方、『ダ・ヴィンチ・コード』は、後で知ったら「あぁ、なんだ。そういうことか」という話ですが、ある程度、聖書ですとか、美術、歴史、舞台となる街の特徴などを知っていると面白くなるような仕掛け方で、謎解きとの相乗効果を出して聖杯探究の旅を体験させてくれました。
 じゃぁ、『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉~』どうなのよ、といいますと…これ、『インディ~』シリーズ直系型なんですね。21世紀を代表する冒険活劇とも呼べる『パイレーツ~』シリーズの聖杯探索の温度を、すでに『インディジョーンズ』が作り上げていたというのも面白い話ですし、ある意味、『インディ~』シリーズは、現代的な冒険活劇に必要なフォーマットを、ディティールにいたるまで作り上げ普遍化していたとも言えるのかもしれません。
 さて『パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉~』、やはり聖杯が目的でも謎解きは何でもいい(考えてみれば聖杯、テーマですらないんですよね)。ストーリーの邪魔にならず、世界観を醸し出すのに一役買ってくれればいいというレベル。この作品もまた、キャラクターが持つブランド力をベースに、スピードを孕んで展開させていきます。特に、この最新作こそ、ブランド力に思い切り乗っかった作品と呼べますし、それゆえに、エンタテインメント度とスピード感が加速し、より一作目に近い、親子で楽しめる原点へと回帰していても、新鮮で、斬新で、まさに一番観たかった海賊映画の最高傑作と拍手喝采できるのです。原点回帰でいてパワーアップ。理想的な続編となりました。
 ハンス・ジマーの音楽も素晴らしかった(ロンドンつながりで『シャーロック・ホームズ』との連続性を感じます)ですし、なんと、ジュディ・デンチ姐(通称M?)が、上品なコケットリーを発揮するカメオ出演も!!作品がヒットしたからこそ、そして支持されたからこそ、こういう遊びができるんですよねぇ。贅沢なカメオ出演です。
 このような大作はお祭り。いろんな遊び心がたくさん詰まった打ち上げ花火を、いろんな目線で是非楽しまれてはいかがでしょう?(了)


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Last updated  2011/05/31 05:53:33 PM
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プラダ バッグ@ gpzqtt@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
バーバリーブルーレーベル@ uqafrzt@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
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