|
カテゴリ:本や雑誌
暑い日が続きますねぇ。
電車を降りるとホームは熱風~という状況にウンザリしますね。 『メンタリズムの罠』ダレン・ブラウン著を知人のススメで読みました。 翻訳したメンタリストDaigoさんのこともダレン・ブラウンさんのことも、TVのないpandaloverは詳しくは知らなかったのですがNLPのことも書かれてあると聞いて興味をもって読んでみました。 日本のNLP業界の人の傾向を詳しくは知りませんが、アメリカやイギリスではNLP系の人々は鼻持ちならない嫌な奴らと見られていたんですねぇ。確かに「わたしはコミュニケーション能力が高くってよ!オーホホホ」という人が目の前に居たら感じ悪い以外の何物でもありませんものね。 NLP系の親玉のバンドラーさんのセッションDVDを見ると本当に優れたパフォーマンスをして瞬時に催眠にかける姿に「ブラボー!」って叫びたいくらいです。被験者を催眠から覚ます時が傑作で、人差し指をドリルように扱って「ズズズzzz・・・」と声色も添えて彼らの身体に触って覚醒させる姿はユーモアがあって「是非とも弟子にしてください!バンドラーさん」って言いたくなりますもんね。 一方、NLPの共同開発者のグリンダーさんは穏やかで理知的な人に見えます。初めて日本にグリンダーさんがやってきた時に短い最新のNLPのデモンストレーションを見たのですが、どちらかと言うとバンドラーさんの陽に比べて陰という感じがしました。 そして本を読んでいくうちに、ダレンさんも6年くらい熱狂的なNLP系の人だったからこそ痛烈なNLP批判をするんだろうなと感じました。pandaloverも熱狂的なNLP系だけどメタモデルの質問はMI5の尋問みたいだし、相手とラポール形成するためにミラーリングには不自然なもの感じていたし、普通に人と仲良くなりたい時には自覚しないで大概の人はやっている行動パターンだから無理やり練習する必要性を感じませんでした。例えるとずっとトイレ掃除してなかった人が風水本に書いてあったからと「毎日トイレを綺麗にしたら好い事が起こるようになりました」と言うのと変わりないような気がします。(やっぱ辛口?) それよりカウンセリング的な視点で言うと認知行動心理学とかポジティブ心理学・フロー体験の方に興味ありましたもの。第一、仲間だったバンドラーとグリンダーが犬猿の仲っていうのが説得力に欠けます。たくさんのNLPワークをどちらかが自分でやれば違った関係性が出来ていたでしょうにって。 と、意外にもダレンさんに共感してしまったNLP系のpandaloverでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月11日 20時23分27秒
コメント(0) | コメントを書く |