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カテゴリ:急性脳症
ユーの正式診断名は「二相性痙攣と遅発性拡散能低下を呈する急性脳症」です。 その名の通り、搬送直後のMRI画像では異変は認められませんでした。 安堵した後の苦悩。悲しみと絶望で、なにがなんだかわかりませんでした。 この脳症の特徴は、前頭葉を攻撃される事。最近になって学会で分類された新しい脳症区分らしいです。 前頭葉ー。意欲や感情をつかさどる人間としての一番大切な場所。 そんな大切なプログラムを打撃されたユー。普通の成長が見たい。親としての当たり前の願いですら叶わないかも知れない。 そんなユー。 今、私の横でTVを見て微笑んでいます。たまにですが、ツボにはまると「キャハ!」と声を出して笑っています。驚いたり、怖いものを見ると大声で泣く事もあります。向かい合ってギッタンバッコンで遊ぶと、私の眼を見てキラキラと目を輝かせています。 何か出来て褒めてあげると、まわりにいる大人たちにも「褒めて!」と言わんばかりに笑顔で次々見渡します。 オトクンとシンシンがじゃれ合うと、一緒になって嬉しそうに大声で参加しています。 具合が悪い日は、大好きなオトクンが帰宅すると、安心するのか顔を見て泣きだします。 表現が上手く出来なくなっただけで、ユーの中では何も変わらないのかも知れない。 退院してきた時と比べると、まさに別人のユーがいます。 見えないところで踏ん張って頑張っているユー。 世界一頑張り屋で大切な娘です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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