オーダーしていたバギーがやっとこ我が家にやってきました~
そう、車椅子用バギーです。
市販のものでもまだいけますが、大きくなってきたため足がタイヤにつきそうで
背骨への負担も気になるし、座位保持イスとともにあつらえました。
これで小学校高学年までいけちゃいます
安心したのもありますが、いざ外出してみると結構複雑。
普通のバギーより大きいし、はたから見れば『ん?』って感じる代物。
コチェの病院へ散歩がてら皆で外出しましたが、なんとなく視線は感じるし、オトクンもやはり同じ事を思っていたようで…
正直、やるせない思いがつま先からジワジワと襲ってきました。
決して好奇な目で見ている人は多くはないと思います。
ただ、『なんで?』って見てしまう事、今まで自分もありました。
その時、もしかしたら付き添いの方に私たちのような切ない思いをさせてしまったかも知れない。
ユーの事がなければ、こんな事も考えなかったと思います。
それが当たり前の反応。
相手にしてもどう接していいのか分からない事が多々あると思うし。
それでも、やっぱり感じてしまう理不尽さがありました。
モヤモヤしながら歩いている途中、ふとある事を思い出しました。
一年前の夏休み、地域のお祭りで見掛けた車椅子の少年。
傍には、とっても可愛くてにこやかなお母さんが常に何か話し掛けていました。
その少年も、とても嬉しそうに目をキラキラさせていて、とってもとっても幸せそうで
なんかね、ものすごーくどぉんと来たんです。胸が。
その後もユーの病院で1回、近所のスーパーで2回そのご家族を見掛けた事があり…
スーパーでは、試食コーナーでおばあちゃまらしき女性と3人で楽しそうに腹ごしらえされていました。
きっと、誰にもいえない辛さや悲しみなど、たーくさんあったと思うのです。
それでも、あのお母さんの少年を見つめる瞳には、一遍の曇りも、周りに対する敵対心も全くありませんでした。
2回目に見掛けてから、次に会ったら絶対に話し掛けてみようとチャンスを伺っていますが、なかなか声をかけられずに今に至ります。
いつ声かけようかと、商品棚からチラチラ覗く私の姿、かなり危険だと思います
ユーもいましたが、見た目は普通だし、
声をかけたら逆に迷惑かもしれない・・・
触れられたくないこともあるのではないか・・・
そんな事を色々がんがえてしまい、結局いつもスルー
そこで前の話に戻りますが、もしかしたらご家族や身の回りに同じようなお子さんを抱えている方がユーのベビーカーをみたら、やっぱりジロジロと見ちゃうと思うし、そうでなくとも「何か出来ないか??」って見守ってくれている人もいるかもしれない。
ユーが退院した時、私の親友の一人はこう言いました。
「正直、なって見なければ分からない苦しみだと思う。でもね、みんなどうして良いのか分からないけど、どうにか役に立ちたいと思っているんだよ。」
正直な思いですよね。懐に入られることが正直辛かったこの時期、何人かの友は手を変え品を変えて私の懐へ入り込んで来てくれました(笑)
今では感謝しています
周りの目を気にすること、それは自分が今のユーを受け入れきれていない事の表れなのかも知れない。
そんな小さなこと、いつか気にしない日がくることを楽しみに過ごしていかなくちゃーね。
それに、目立つ「赤」にしたのは私の責任ですから。(笑)
これから、このお題で悩む事が多々あると思います。
こうやって言葉にすると、綺麗事ばかりでなく「負」の気持ちもぜーんぶひっくるめて自分の気持ちの整理にもなりますので、その時はまた書かせてもらいます
読んで下さった方、どうもありがとう。