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カテゴリ:音楽
タイムスリップ! 若者たちがキラキラ輝いていた73年音楽シーンへGo!
CBSソニーよりリリースされたLP(LONG PLAY)盤の「伽草子」から「春の風が吹いていたら」(文中敬称略) このLP盤は、'73年6月1日にリリースされた、A面は、「からっ風のブルース」、「伽草子」、「蒼い夏」、「風邪」、「長い雨の後に」、「春の風が吹いていたら」、B面は、「手中見舞い」、「ビートルズが教えてくれた」「制服」、「話してはいけない」、「新しい朝(あした)」が収録。 この「春の風が吹いていたら」は、伊庭啓子が創った名曲(作詞も、伊庭啓子)。 ※後に、遠藤久美子、木之内みどり、天地真理がカヴァーしています。 この当時は、よしだ たくろう だった。 最初の奥さんの四角佳子は、みなさんご承知だろうが、小室 等が率いた六文銭のヴォーカリストで拓郎が熱烈に惚れて'72年6月26日に軽井沢の教会で真っ白いスーツを着て華燭の祭典を。 六文銭の前には、金井克子、由美かおる、奈美悦子、原田糸子、江美早苗、岸 ユキに序で西野バレイ団で志摩ゆきの名で一世を風靡した。 ※四角佳子は本名→'52年3月4日に大阪府岸和田市で誕生。'72年2月に「風に乗って」でレコード・デビュー(作曲は、小室 等) 因みに、麻田ルミ(おさな妻のヒロイン役)も、西野バレイ団。 ユー・チューブ→「春の風が吹いていたら」←素敵な名曲です……絶対に……未来に残したい音源です。 ※少し時間を置いて→『水平線の彼方から』から入ってください フォーク界の貴公子、吉田拓郎暴行容疑で丸の内警察署に逮捕された事件を振り返ります 吉田拓郎とリアルタイムで青春を過ごしてきたファンには思い出したくもない事件です。 が、 しかし、 国家権力によってひとりの人間が抹殺されかかった、 絶対に忘れてはならない事件なのです。 ファンの女の子が、『暴行された』と警察に訴えたからです。 吉田拓郎は身に憶えのない容疑で逮捕されました。結果的には事実無根で不起訴になりますが、吉田拓郎は世論(芸能界)から抹殺される瀬戸際(社会的制裁)まで追い込まれたのです。 が、 いろいろと調べてみたら、 この後、 「伽草子」を小室 等とJOINTし、 「おきざりにした悲しみは」、 「長い雨の後に」を最初の奥さんの四角佳子とJOINTして、 最後に、 「人間なんて」 で、コンサートは終わっている。 何故、 吉田拓郎は逆告訴(事実、弁護士、事務所などは告訴と息巻いていたが)をしなかったのか! それは、 吉田拓郎の母親(朝子さん)が、 これから幸せに家庭を築こうとしている人を傷つける資格は、おまえにはない。 と いう話を拓郎にし 拓郎は断念したのだ。 ※B子には婚約者がおりこの後、結婚する話が伝わってきていた 拓郎の母親は、 我が子拓郎の冤罪を晴らすよりもB子の幸せを……願ったのです。 ※拓郎は、'82年に『王様達のハイキング』の全国ツアーをした。有頂天のこの『王様=拓郎』を拓郎の母親は、天の声として戒めたそうである。 ↑母親の言葉を聴き反省し、ツアーのタイトルの楽曲「王様達のハイキング」、拓郎は二度と歌わないだろう! 後日、 拓郎は、 この事件後、人間不信になったこと、 国家権力にかかると人間一人なんて簡単に抹殺される。 と言っている。 ※文化放送 みのもんたのワイドNO.1 に ゲスト出演した際に また、 こんな事も拓郎は言っている 書いたら書きっぱなし。無実だとわかっても、事後処理は何もしてくれない。 あの事件の前までは、警察なんてものは全然こわくないと思っていた。ところが、ほんとうに捕まって留置所にほおりこまれてみないと、その無言の圧力やおそろしさはわからない。 ※フォーライフ '76年創刊号より 久保田弁護士と拓郎の対談より事実無根で不起訴になったにも拘わらず、吉田拓郎を抹殺しようとしたマスコミ各社は、こんにちまで、ひと言も吉田拓郎に『謝罪』をしていない! この金沢事件を題材にして拓郎がつくった楽曲('74年5月22日渋谷公会堂で披露)がある。多分、もう二度と拓郎は唄わないと思うが→リアル・タイムでは「金沢の夜」というタイトルで この楽曲を聴いて、渋谷公会堂に集った観客の多くは涙したという名曲でもある! 「忘れかけた一日」作曲/作詞:吉田拓郎 目頭が熱くなったんだけれど 人前じゃ今さら涙もないじゃないかよ あゝ僕という奴も ずいぶん変わったものだ あの日雲が青い空をおおいつぶし でんわのベルがけたたましく鳴り響く あゝ二日酔いの僕は うつろに目を覚ましたんだ忘れかけた一日 三人連れの刑事がやってきて やさしい顔で僕をにらみつける 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 東京丸の内本署につれていかれて うす暗い取調室では あゝ逮捕状が目の前に 手錠が見事に並んでいる 弁護士を呼んでくれとしがみつく 金沢に行ってからにしろと刑事さんが 冷たい手錠の鎖 僕の腕にからみつく忘れかけた一日 東京駅新幹線ホームに立ちつくす 誰かの目が僕の腕にくらいつく 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 留置場は暗くしめった『旅の宿』 なれない僕は吐き気さえもよおし あゝなんでこんなことに これからどうなるんだ 外はいったい雨なのか晴れなのか 誰にも逢えないむしょうに話したい あゝ時は過ぎてゆく 楽しみは取り調べだけ 忘れかけた一日 話すことを禁じられちまうと 誰とでもいいから口をききたい 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 刑事は物腰やさしく話しかける 外では週刊誌のトップ屋どもが あゝせわしなく走り廻る 今こそあいつを滅ぼすことだ 真実はこの世でひとつと云うけれど 刑事はふたつの答えに悩みつづける あゝどちらが正しいのか ウワサも激しく飛び交う忘れかけた一日 10日が近くなった留置場暮らし なんでもいいから早く出たいと思いだす 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 弁護士は力強く叫びつづける キミはもうすぐ出られるガンバるんだよ あゝ言葉はこんな時 何の力も持たないんだ 毎日の取り調べが待ちどおしい タバコを一服するだけが楽しみ あゝいつになったら僕は 外では何が起こってるんだ 言葉に力がないことを知っているかい 信じてくれなどとつい叫んでしまう 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 刑事とちがって検事はしかめツラ 何か云おうとすると怒鳴られそうで わるい奴はお前なんだと 決めつけてるみたいだった デタラメなことでもいいから云っちまえば それだけ早くここから出られるんだ あゝ弱気な僕の顔が 喉元まででかかってるぜ忘れかけた一日 外でのいろんなことが頭をめぐる 世間の奴等は僕をどう裁くだろう 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 10日を過ぎたある朝留置場へ 刑事が階段降りてくる駆け足だ あゝ今日も取り調べだ タバコを吸いたいとこだった 取調室の空気がいつもとちがう 裁きの時がきたぞさあ落ち着こう あゝ外の空気が匂う 僕は自由の身になれた忘れかけた一日 ヒゲなど剃って身支度を整えて 外ではカメラがシャッターを押す時待ってる 「年貢の納め時だ」忘れかけた一日 苦しくも長い10日間余りだった 誰に話してもわかるまいこの気持ち あゝみからでたサビか それにしても高くついたよ 外にでたら何も喋るまい 話せば話すほど誰かが傷つく あゝ時には黙り込む方が 正しい時だってあるんだ忘れかけた一日 記者会見などと洒落こんだが見苦しい 誰も彼もが悔しそうな顔で見やがる 「年貢の納め時だぜ」忘れかけた一日 そんなに僕が憎いのかマスコミさんよ 騒げば騒ぐほど傷のなすりあいだよ 評論家などひっぱりだして 正義の話などおかしいよ 人はいつでも悲しい話を語りたがる それにしても忘れることになれちまいすぎて 今はもう笑い顔したね 正義の味方みたいな奴が沢山でてきたっけ ↑ ここに掲載されています。 ↓ 拓郎のレコードになってない楽曲一覧と歌詞 事件を報道した当時の新聞や週刊誌から文章を引用しようと、原稿は書いてあったのだが、 『楽天』の規約で『公序良俗』及び『暴力等々が不適切』と警告文が表示され、ここに書くことができなかった! 無念! 楽天が『公序良俗』や『不適切』と警告し書くことが出来なかった、文章を画像にし貼り付けた! こんなありもしない飛ばし記事が当時大新聞の社会面に掲載されたのだ! 東京の天気は、今日は朝から真夏のような眩しい太陽が輝き真夏日になった新緑の1日。 P.S.:『you tube』→『憩いの館』へも、時間があれば訪問してください。 本日『星空のシャンデリア』は、更新しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月10日 22時05分11秒
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