|
カテゴリ:音楽
タイムスリップ! 若者たちがキラキラ輝いていた'70年音楽シーンへGo! 東芝音楽工業よりリリースされたアナログ・シングル盤の「白鳥の湖ロック」(文中敬称略) このシングル盤は、'70年4月5日にリリースされた、A面は、「SWAN LAKE(和名:白鳥の湖ロック)」、B面は、「パレスの夜」が収録。 この「白鳥の湖ロック」は、TCHAIKOVSKYが創った名曲。 The Venturesについては、←のウィキペディアで。 レコ・ジャケのライナーから↓ 1960年代前半、アメリカではここにお届けするベンチャーズを中心に、サファリーズ、アストロノウツ他といったインストゥルメンタル・グループによって、サーフィン・ミュージックが流行しました。 特に、このサーフィン・ミュージックの人気を確定的なものにしたのは、エレキ・ギターでした。 エレキ・ギターといえば、現在のロックン・ロールでは重要なパーソネルであることは皆さんもよくご存知でしょう。 そういった中で、過去にポップス界においてエレキ・ギターの上で新しいテクニックを世に広めたギタリストといえば、“トワンギー・ギター”のデュアンヌ・エディ、“スウィンギン・ギター”のトニー・モットラー、“タフ・ギター”のアル・カイオラ、“スーパーソニック・ギター”のビリー・ミューアなどが思い浮かび上がりますが、最近ベンチャーズを離れたノーキー・エドワーズの“フィズ・トーン”も、忘れてはならない重要なギター・ワークのひとつでしょう。 日本には、サーフィン・ミュージックというよりは、エレキ・グループという形で紹介された前記したようなインストゥルメンタル・グループを中心に、1964~6年にかけて社会問題にまでこのエレキ・ブームは発展し、日本の多くの若者達はエレキ・バンドを結成して楽しんでいました。 その若者達のアイドルといえば、数回の来日経験を持つベンチャーズでした。 ベンチャーズは、1960年「ウォーク・ドント・ラン」でデビューしていますので、今年で11年目を迎えるベテラン・グループ、そしてヒット曲も、「ダイアモンド・ヘッド」「ウォーク・ドント・ラン'64」「キャラバン」「十番街の殺人」「クルーエル・シー」「ブルドッグ・トゥイスト」他、数多く発表しています。 しかし、日本ではエレキ・ブームが下火になるとともに、ベンチャーズの名は忘れかけられたかのように影が薄くなってしまった感じですが、まだまだ日本でもかくれたベンチャーズ・ファンが沢山いらっしゃるようです。 事実、最近もレコードの方もアルバム、シングルを問わず、新しいレコーディングのものがどんどん発売されています。 最近のベンチャーズは、メンバー・チェンジを行ない、ただのエレキ・バンドとしてではなく、グループにオルガニストを加えたりしながら、一段高いところの、音楽性豊かなインストゥルメンタル・グループに成長して活躍しています。 また、ベンチャーズが大変な親日家であることは、古くは「君といつまでも」「二人の銀座」から、最近の「真夜中のギター」「夜明けのスキャット」「いいじゃないの幸せならば」「時には母のない子のように」といった曲をレコーディングしていることによってもよく判りますが、特にこのシングル・ディスクの前に発売された万博記念盤「京都の恋」(LR2445)が、そのことをよく証明しています。 そのベンチャーズが、このほどここにお届けする「白鳥の湖」で、クラシックに取り組み、その音楽性豊かなところをみせてくれました。 やはりこんなところにも、ベンチャーズに注目すべき重要なポイントがあると思われます。 ―ベンチャーズ・パーソネル― ●ドン・ウィルソン…リズム・ギター ●ジェリー・マギー…リード・ギター ●メル・テイラー…ドラムス ●ボブ・ボーグル…ベース・ギター ●ジョン・ダリル…オルガン、ピアノ他 ★白鳥の湖ロック 原曲は、「眠りの森の少女」「くるみ割り人形」とともに、チャイコフスキー(1840-1893)の3大バレエ曲として有名な「白鳥の湖」。 1871年、チャイコフスキーは嫁ついだ妹のアレクサンドラの子供のためにこの曲を作りました。 そして1875年、モスクワのボリショイ劇場の支配人、べギシェフから新しいバレエの曲を依頼され、この曲を持っていきました。 1877年、この曲が初演された時は大変な悪評を買い、そのままになっていましたが、1893年11月、コレラのため急死したチャイコフスキーの追悼公演をマリウス・ブティバが翌年行なう際、この「白鳥の湖」を再び上演しました。 この時は2幕しか上演されませんでしたが、翌1895年全幕上演され、今度は大変な好評を得て、以後バレエの名曲として多くの人々に愛聴されています。 そのクラシックの曲を、ドン、メル、ジェリー、ジョンのみごとなアレンジで、ベンチャーズはじっくりとこの曲に取り組んでいます。 テクニック的にも、ギターの音色を白鳥の鳴き声(?)にたとえるかのように、大変うまくなって来ました。 ニュー・ロック、フリー・ロックの台頭でハードなサウンドが多くなった今日、こういったしっくりとした曲も結構価値があると思います。 ★パレスの夜 ドン、メル、ジェリー、ジョンの4人が共作したベンチャーズのオリジナル。 大変しっとりとしたシンプルなサウンドを聞かせるメロディックな曲です。 アルバム「ベンチャーズ/ゴールデン・ポップス」(LP8879)からのカッティング。 ライナー記述者:越谷 政義 ↑ 「SWAN LAKE」 ↑ 「REFLECTIONS IN A PALACE LAKE」 ザ・ベンチャーズは、 今年も、来日(今回で62回目)し、 7月16日(土)東京の福生市民会館で幕(ジャパン・ツアー2011)を開け、9月中旬まで、日本中を駆け回ります。 19日の本日は、移動中! The Venturesについては、←のオフィシャル・サイトで。 ベンちゃん's a GO!GO!は、←ベンチャーズに関しては日本一のサイトです。 日本最大のクリック募金は、文字数オーヴァーにより割愛しました。 東京の天気は、朝から温度は高温で蒸し暑かったが直に豪雨となり気温も低下しその後は降ったり止んだりだったわりと涼しかった残暑の1日。 この時間に、クーラーが稼働していないほど、室内は涼しい。 P.S.: も、更新を。 『you tube』→『水平線の彼方から(renewal)』を開設。 CDリリースのご案内 ザ・ベンチャーズの初代リードギタリストのボブ・ボーグルさんが、2009年6月14日に逝去(享年75歳)されてやっとこのメモリアル全集がリリースされます! 60年代、日本全土の若者たちを震撼させた♪テケテケテケ~♪のエレキ・サウンド! そのエレキに熱中したあの時代の名曲が蘇る! ザ・ベンチャーズのデビュー当時のヒット曲「ウォーク・ドント・ラン」を筆頭に、未発表曲も収めた貴重な音源が収録されています。 タイトルは、「永遠のウォーク・ドント・ラン~ボブ・ボーグル・メモリアル・アルバム」 リリース日は、'11年7月13日(水) 定価は、2500円(税込) レコード会社は、EMIミュージック・ジャパン 収録されている曲目は、 1. ウォーク・ドント・ラン 2. パーフィディア 3. 木の葉の子守唄 4. ブルー・ムーン 5. ホーム 6. ナイト・トレイン 7. キャラヴァン 8. スリープ・ウォーク 9. ロンサム・タウン 10. イエロー・バード 11. ムーン・ドウグ 12. カウンタ-ポイント 13. ロリータ・ヤ・ヤ 14. スキヤキ 15. ある晴れた日に 16. ジョイ 17. ミザルー 18. ベートーヴェン・ファイヴ・オー 19. ハリケーン 20. アイ・オブ・ザ・タイガー 21. 荒野の七人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|
|