65歳の武道館ライブ(文中敬称略)
2011年11月16日付 讀賣新聞社 朝刊【時代の証言者】より引用
僕はがんを克服してからワイルドワンズの仕事を本館化させました。
60歳からは年1回の「お楽しみはこれからだよ」という特別ライブも始めた。
そして、もっと人の心を豊かにできたら、と思うようになりました。
考えついたのが結成40周年、65歳の時に日本武道館でライブをやることです。
25歳の時にビートルズ公演を見てから、いつか立ちたかった憧れの舞台です。
でもみんな大反対でした。
「武道館は1万人以上入る。ワイルドワンズはそんなに集められない。」と。
たしかにその当時、僕たちのライブのお客さんはせいぜい700~800人でした。
でも武道館の舞台に立つイメージを毎日考えていたら赤い衣装でギターを弾いている姿が常に浮かんできた。
そして「絶対できないわけがない」と言い続けていると、協力を申し出る人たちが出始めた。
僕は「武道館ライブで団塊の世代に元気を与えられる。そうすれば日本も日本の企業も元気になる」と企業にも協賛をお願いした。
するとチケットを何百枚も買ってくれるところが出てきました。
ジュリー(沢田 研二さん)にゲスト出演をお願いすると、快く承諾してくれました。
彼は本当に義理人情に厚い。
今時珍しい日本男児なんです。
反対していた人も「できる」と思い始めた。
僕はあいさつ回り、ラジオ出演、グッズやプログラムの製作など大忙しでした。
ところが公演が近づくと体がおかしくなった。
疲れちゃったんです。
自律神経のバランスが崩れたんだと思います。
加山 雄三さんからは「薄いバター焼きでいいから、毎朝、牛肉を食べろ」と言われました。
2006年(平成18年)11月2日、僕は疲れたまま公演日を迎えました。
ぐたーっとして何もする気をおきない。ステージに立てるのか、みんな心配そうでした。
主治医も点滴を持って楽屋に来てくれました。
そんな時でした。ジュリーが「加瀬さん、モニター見てますか。満員になりますよ」と言う。
そこには武道館に向かうものすごい人波が映っていた。
そしたら急に元気になったんです。
お陰様で会場も満員になりました。
65歳の武道館ライブは日本人として最年長記録だったそうです。
≪この記録は昨年、73歳だった加山 雄三さんがデビュー50周年公演で破った。加山さんは今年も公演を行い、記録を74歳に伸ばした≫
燃え尽き症候群なのか、その後1年間は何もやる気がしなかった。
でも、ある日突然。また「やるぞ」という気持ちになりました。
それからは次々と新しい挑戦を始めました。
09年は加山さんと50か所、10年はジュリーと30か所、全国を回りました。
そして今年は結成45周年ツアーで45か所です。
僕はどんどん元気になっていく気がします。
↑の記事の画像の右には、日本武道館で行われたワイルドワンズのコンサート。ギター持ったファンと「想い出の渚」を演奏した(2006年11月2日)=ヤマハ提供
※記事小さくしちゃってるので見えないでしょうが、舞台のセンターでギターを弾いているのは加山 雄三。
この掲載は、27日間ありました。従いまして、後02日間お付き合いいただければ幸いです。
P.S.:しかし、まだ、5月だよ!
日中、暑かった!
季節は、もう夏!
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