|
カテゴリ:音楽
01.フラッシュバック
02.未来の破片 03.電波塔 04.アンダースタンド 05.夏の日、残像 06.無限グライダー 07.その訳を 08.N.G.S 09.自閉探索 10.E 11.君という花 12.ノーネーム ■英単語3語のバンドネームといえば、我らが世代は大得意じゃないか。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)、グランド・ファンク・レイルロード(GFR)、バックマン・ターナー・オーバードライブ(BTO)、ABC,XTC,REM、おっと、これらはただ単にアルファベット3文字だ。で、AKGである。アジアン・カンフー・ジェネレーション。にしても、アジアンってのは、もろ和風読みじゃないか。エイジアンだろう、普通。まあ、そんな英語に対する思い入れが全く感じられない歌詞の純和風具合がこのバンドの魅力のひとつでもあるんだろう。(洋風ポップ路線の曲ばかりなのに英詞が皆無) ■去年一番よく聞いたアルバムである。ウイーザーの青と緑のアルバムが大好きで、まるでそれのコピーを聞いているかのようなギターポップな日本語の楽曲たちに夢中になってしまった。凄く勢いのある音楽の流れという意味ではたとえばクイーン・セカンドのブラックサイドに近い疾走感がある。 ■ヘンな感想だが、なんか、懐かしいとこれを聴いて思う。もちろん70年代にはこんなに洗練されたかっこいい日本語ロックは少なかったわけだけど、あの頃の少年も今どきの少年もバンドに目覚め、それが一番かっこいい事と信じて、少しも疑わないとでもいうようなデジャブみたいな映像がそう感じさせる原因なのかなぁ。統計をとったわけではないが、実際現役高校生バンドが今最もコピーしているバンドがこのアジカンではないだろうか。 ■唐突に始まり、唐突に終わってしまうM1からM2の流れが”つかみ”として優れていて、10年前ならミスチルに夢中だったような少年少女を鷲づかみするような思わせぶりな歌詞に溢れている。M4はウイーザーへ捧ぐみたいだ。そう言えば、あのバンドもこのバンドもメガネくんだ。くるりの岸田くんもナンバー・ガールの向井くんも。そうか、M8はナンバー・ガール・シンドロームっていう意味だったんだ。これ、やっている本人たちもスゲー気持ちよさそうなかっちょいいロック。 ■奥田民生も歌っているM11はギターリフが心地良い彼らの代表作。魅力的なメロディのサビの部分が日本語で歌われるということが微妙に恥ずかしい感じがしないわけではないな。でもこういった言葉選びこそ、後藤くんの感受性であって、それを良しとするか白けるかがリスナーの選択なんだろうな。でもこの人、イメージとして丘の上とかちょっと高いところから自分たちの音楽を聴かせている風景を感じさせるような曲が多いぞ。あ、そうか、それはステージに立っている自分たちのイメージなんだな、きっと。 PS ちなみに彼らは関東学院大学の軽音出身なんだそうだ。いや、別にだからどうしたっていう話じゃない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|
|