所沢支部　税理士仲間のブログ

４月１日から消費税率が８％に上がりましたが、


引き上げを控えて３月はあちこちで駆け込み需要が発生したようでした。


特に使用期限が長い洗剤とかトイレットペーパーがスーパーの棚からなくなり、


さらにガソリンは温暖化対策税も加わりダブル増税となることから


ガソリンスタンドは並ばなければ入れられないところもあったそうです。


私のクライアントでも駆け込み需要で嬉しい悲鳴を上げていたところも少なくありません。


ただ駆け込み需要があったということは、当然４月以降反動減が予想できるので、


良かったのか悪かったのか・・・という声がほとんどです。




事務所に配達をしてくれている宅配便のドライバーさんは、


「このところ水とか洗剤とかお米とか、重くてかさばって日持ちする品を通販でまとめ買いして


宅配サービスを利用する方が多いので、運ぶのがたいへんです。腰を悪くしちゃいそうですよ。」


と嘆いていました。


３月末は配送のトラックが満杯で、引っ越しはもちろん、商品の出荷すら思うようにできなかった


という声もありましたね。


また消費税率引き上げに伴い、経済産業省や中小企業庁は適切な価格転嫁を求めています。


これもまたB to Bビジネスの場合には監視してもらえると中小企業にとっては助かりますが、


こと消費者相手となると一般の消費者の方々がどこまで理解してくれるのか、


すべて転嫁できるのかとなると考えものです。


まあだから値上がり前に駆け込みで購入しようという行動が発生するのでしょうけど。


かく言う我が家は・・・・・・何にも考えていませんでした。


４月になれば、増税に伴う売上減をカバーするための各種割引セールがあろうと予想して、


あえて３月中に何かを買おうという気持ちはさらさらありませんでした。


ということでいよいよ４月。


さあセールが始まった・・・・・・でも何買いましょう？？？


いざ買おうとなると、買うべきものが浮かんでこないものですね。


古くなっていた炊飯器は４月まで持たず、３月に買い換えざるを得なかったし・・・。


ああ、これでは景気が良くなるわけありませんね。


それではしょうがない、日本の景気を少しでも良くするために、


３月下旬は忙しくて寄れなかったいつものお店に行って一肌脱いできましょう。


消費税率引き上げに伴って値上げしておらんだろうなあ・・・。


おっと、「適切な価格転嫁を」でしたっけ。




田中　大貴