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3月決算法人の作業でてんやわんやしていた5月下旬に、
建築士の方々の勉強会に誘われて青梅へ古民家見学に行ってきました。 6月頭の勉強会にオブザーバーで参加してくれるよう依頼されたことから、 せっかくなので当日前に皆さんとの顔合わせも兼ねてということで参加した次第でした。 見学させていただいたのは築200年ものという、元「山持ち」さんの住宅です (今でもお住まいになっている、現役の住宅です)。 日本各地の木材を贅沢に使い(玄関の天井板は屋久杉とのこと)、宮大工を江戸から呼んで、 みごとな建築美を見せている、まさに「いい仕事してますねえ」という建物でした。 私以外は建築の専門家ばかりで、同じ家を見にいっても、目をとめるところがまったく違うんです。 私なんかは欄間の彫刻がみごとだくらいしかわからないのですが、 他の方々は「この屋根の梁がどうのこうの」とか、 「普通3間を割るなら3つとか6つなのに、なんでここは5つに割っているんだ」 と専門家としての感動とか疑問とかを議論をしているのですが、それこそ私には何がすごいのか理解不能。 専門用語の応酬で、ここはいったいどこの国やらという感じでしたが、目の付け所は勉強になりました。 私なんかは、固定資産税評価額がどのように算出されているのかに関心がありましたけど。 古民家見学の後は、裏山を案内していただいて林業見学。 なんと、青梅線の線路から5分も歩かない場所で、特別天然記念物のニホンカモシカ(もちろん野生です)に遭遇。 それも2頭も。 いやあ、青梅恐るべし。 もともとは300町歩くらいの山を持っていたらしいのですが、 相続で物納したことから今では100町歩くらいになってしまったとのことでした。 100町歩と言われても広さのイメージが湧きませんが・・・。 やはり現在では林業で生活していくことはできておらず、 国等からの補助金で山が荒れないように手を入れ続けるのがやっとというのが現状のようです。 林業見学終了後は、製造業の見学。 澤乃井で有名な小澤酒造さんの酒蔵見学もしてきました。 もちろん試飲だけで終わるわけもなく、川べりのテラスで純米酒に吟醸酒、 大吟醸と製品を購入して自分達の五感でじっくり検証(堪能?)。 念のため言っておきますが、澤乃井につられて参加したのではなく、 あくまでも古民家と林業の見識を深めたいという知的好奇心で参加しましたんですからね。 田中 大貴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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