環境省が二酸化炭素排出権の買い上げ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050129it01.htm中部電力がタイで計画しているもみ殻を使った発電では年間6万トンの二酸化炭素の削減が可能となるようです。環境省は「クリーン開発メカニズム」(CDM)を利用して、その削減量のうち今年度分として18,500トンを1億4000万円で買い上げることになりました。これは単純計算で1トンあたり5,768円で買い上げられるという計算になります。以前は1トンあたり2400円という話もありましたが、これから比べるととても高い買い上げ価格になっていると考えられることになります。CDMの対象は発展途上国での二酸化炭素削減の取り組みになりますが、たとえば植林であれば5000円程度で1トンの二酸化炭素を吸収することができます。他にも工夫すれば5,768円以下で1トンの二酸化炭素を削減する方法はいろいろ考えられます。買い上げ価格は原則として需要と供給の関係で決まってくるとは思いますが、この価格であれば二酸化炭素削減の努力は促進されることになるのではないでしょうか。