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カテゴリ:映画感想
内容
町の福引きで、カンヌ旅行が当たったビーン。 列車を乗り継いで、カンヌを目指すが、 パリで、ひと騒動。 いつの間にやらロシア人少年と旅することに!! コレは、かなり面白いです。 前作が、普通の映画に、ビーンらしさを少し味付けした感じならば。 今作は、コレこそが『Mr.ビーン』という感じだろう 細かいビーンらしさのコメディは、 TV版を彷彿させるような、細かいコメディ。 その中に、『らしさ』を失わなかった感じだ。 前作はアメリカが舞台と言うこともあり 言葉の壁はなかった。 そのため、 本来作り込まれるべき部分である『ビーンらしさ』、 すなわち『無声映画の雰囲気』が、損なわれてしまっていた。 だがそこにこそ、本来のビーンのウイットがある。 今作は 隣国とはいえ、言葉の通じないフランスを旅するビーン。 これだけで、『どれだけの騒動』が発生するかは、 想像することが出来るはずだ。 そうなのだ!! そして、一緒に旅する少年はロシア人である。 途中、もう1人言葉の通じない女性が加わるという、 3角関係に陥る。 だからこそ、『言葉のよる大きな誤解』が生まれるのだ。 当然のように、その誤解は次の誤解を生み始める。 旅行中でも、言葉が通じないからこそ、 普段言葉をほぼ発しない『ビーンらしさ』が、生かされてくる。 このように、言葉の壁を乗り越えるだけのパワーこそが ビーンのビーンたる由縁である。 そこに、『Mr.ビーン』の面白さが存在するのだ。 そんなビーンらしさを発揮したコメディの中に、 細かく散りばめられた小ネタ。 そして、ドラマとしてのネタフリ。 短編のビーンを繋いでいるようで、 すべてが完全に連結している。 結果的に 劇中の登場人物が言っていた 『ビデオと映画の融合』ではないが、 コメディ、ドラマ、そして、ビデオ、映画と 完全に融合された作品となった。 最終的に スタンディングオベーションが生まれるような 感動オチなのだから、本当に素晴らしいといって良いだろう。 コレこそが、 『Mr.ビーン』のオマージュ作品であると言いきることが出来る。 1つだけ気になったのは、 原題が『Mr.Bean's Holiday』であるにも関わらず、 『カンヌで大迷惑』としたことだ。 実際、カンヌという言葉は出てきても カンヌでの登場シーンは、かなり少ない。 意味不明なタイトルだなぁ。。。 それこそ、『フランス旅行』でも良かったくらいだ。 最後にヒトコトだけ。 どうでも良いことだが。 エンドロール後に、ちょっとしたオマケがありましたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月01日 20時09分56秒
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