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2008年06月11日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『弁護士を弁護!私、辞めます』

内容
それは、小さな新聞記事から始まった。
『被害者家族が、被告人弁護士へ損害賠償請求』
そしてTVに、被害者家族が出演していた。

7年前、杉崎が担当した被告・富田大介(大倉孝二)
執行猶予となった富田が、被害者・鈴木亜希子に仕返しし。。。
亜希子(中村麻美)は、自殺した。

亜希子の母・政恵(伊佐山ひろ子)が、杉崎を訴えたのだった。
エムザの森岡所長(大杉漣)は、法治国家の根幹を揺るがす大問題と。
弁護士100人の大弁護団を結成しようとするが、
杉崎は、それを聞き入れず、退職願を提出する。
森岡は杉崎を説得して欲しいと灯に依頼し、大量の資料を手渡す。
その資料を読み、灯は、杉崎が苦しんでいたことを知る。
そして、杉崎の部屋を訪ねて、そこにいた倉木(戸田菜穂)に教えられる。
杉崎が『消滅時効の放棄』を行っていたことを。

そんななか、原告代理人の弁護士・不破憲一(勝村政信)に会った灯は、
思いもよらない提案をされる。



敬称略




あいもかわらずの重い感じですが。

面白いのは。
やはり、ネタが『弁護士を訴える』ということだろう。

優秀な弁護士だからこそ、
そこに『社会正義』が存在しなくても、
『法』という武器により勝利をつかむ。

執行猶予を勝ち取った杉崎。

しかし、それは次の事件を誘発し、『死』を招いた。


勝利をつかんだ杉崎に、罪はあるのか?

である。


不破は言う。
不破『弁護士というのは政治家や医者や上級公務員と同様
  その責任の重さと引き替えに
  社会的な立場で給与をえているんです。
  ならば、自らが原因で、引き起こした犯罪について
  自らが責任をとるのは当然です。

責任が存在すると。

だが、法を守り、法で勝利している事実は、
たとえそれが犯罪者を野に放つことになっても、
法の上での正義である。

森岡『わたしはね弁護士を正義の味方なんて思ったことは1度もない
  社会正義とか弱者の味方なんておこがましい。
  むしろ悪人ですよ、弁護士は。
  だけどね
  この世からあらそい事が絶えない以上
  弁護士がいなければ、法治国家は成り立たない。
  弁護士って言うのはね
  人間が不完全な生き物だと言うことの象徴だ。

訴えは、法治国家の根幹を揺るがす。
と、、森岡所長。




感情的なことを無視すれば、
両者に『正義』が存在するのが、面白い部分だろう。

そんななか、杉崎の意図が明らかになる。
時効消滅を阻止するとともに、訴えられるのを待っていた杉崎。


杉崎『ストーカーにOLが殺された事件
  警官は罪に問われなかった。
  半分は警官が職務怠慢で殺したようなモノ
  公式には、個人の責任は問われない。
  だが、オレが負ければ変わる。
  オレの弁護士バッジ1つと引き替えに
  この国が変わる可能性がある。
  安いもんだと思わねえか


杉崎の心にある、本当の意味での『弱者救済』

究極の手段に訴え出た。。


と言うことだった。


そして、事件が発生する。

不破が刺された。

杉崎『堂本!もし不破先生が、再起不能の場合は
  お前が、鈴木政恵さんの代理人をやれ






ついにやってきた、杉崎の過去ネタなワケだが。
なるほどね。

『正義の在処』が難しい裁判ですよね。

でも、
この事って、誰もが思うことであるだけに
ある意味問題提起も含めているのだろう。

面白いネタであるのは、確かである。


もっとも、
先が見えないのが気になるところだが。
『最後の』。...って言ってますからね。

勝っても負けても、どちらも同じ状態になる可能性があるし。

とはいえ、主人公ですからね。。。

どちらにしても、気になります。



1つだけ、このネタで気になる部分は。
2度の弁護をした杉崎の責任も理解出来るが。。。
じゃ。。裁判官は?

裁判が違っても、判断を下したのは裁判官なワケでありますよね。



それとも
杉崎が、灯のことを不破に紹介していることから、
すべては不破を通して、杉崎が企んだ、、ッてことかな??


ま、、、いいや。


これまでの感想

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第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 






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最終更新日  2008年06月11日 23時55分27秒
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