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カテゴリ:ドラマ系の感想
『闇討ち』
内容 おそめの拐かし事件に旗本の逸見家が関わっていた。 無事解決したモノの、南町同心・笹塚(佐藤B作)から、 賭場以外にも、ワイロに、金貸しと、、、やりたい放題を行っていることの 相談を受ける磐音(山本耕史)。 とはいえ、、、相手は直参旗本。。。為す術もない状態。 そんななか、、、笹塚が辻斬りにあってしまう。 急ぎ笹塚の元を訪れた磐音。 どうやら、逸見家を訪れ悪事をやめるよう説得したあと、襲われたらしい。 相手は、頭巾をした武家二人組だった。。。。 医師の話では、この数日がヤマということだった。 事件について今津屋の由蔵(近藤正臣)に相談する磐音であったが、 返ってきた言葉は意外な答えだった。 もしも、目付が動き始めたら、逸見家だけでなく、 ワイロを送った者たち、、、そして、許可なく乗り込んだ笹塚にも 影響を及ぼしてしまうことになるだろうと。。。。 対策もなく、笹塚の意識も戻らないまま3日。 磐音は、中居半蔵(鶴見辰吾)に会っていた。 関前藩主・福坂実高(中村梅雀)が、江戸家老・福坂利高(デビット伊東)を、 藩の物産流通などで、老中・田沼に賄を渡している事を詰問したというのだった。 だが、逆に利高は持論を展開したという。。。。 その話を聞いた帰り、中居、磐音は、 利高配下の尾口小助(嵐広也)に突如襲いかかられる!!! 敬称略 細かいことはさておき。 今回は、2つの話を行ったようだ。 1つめは、前回のその後の顛末。逸見家の行方である。 様々な悪事を働く逸見家。。。襲撃を受ける笹塚!! そして、、磐音らが執った手段は、、、、 逸見家の当主入れ替え作戦! というか、、、幽霊作戦、、、でしょうか。。。 オモシロを入れながら、前回の結末です。 少し緊張感のある展開ながら、 前回の曖昧な状態よりは、スッキリ感がある印象だ。 面白いのは『目付』と言うことを入れたこと。 簡単に言えば、超強力な幕府の役人であるが。 その事で、動きを封じられていることを表現し その流れから、オモシロに持っていくのは、 意外性だけでなく、このドラマが、エンターテインメントであることを キッチリと描き込んだと言うことだ。 若干強引さはありますが、コレはコレで面白かったと思います。 そして、、2つ目は、、このドラマの根幹である、関前藩のゴタゴタである。 今までは、小ネタ程度で、 意味不明な入れられ方であったが。 今回は、実高vs利高をハッキリと表現するなど、 中居らの心労を描き込んだと言えるだろう。 ほんと、、ココまで、、中途半端だったもん! でも、尾口に襲われるなど、動的なことも投入され、 そのうえ、、『殺陣』である。 竹林と言う場所を使いながら、 そこに、磐音の美しい流れの剣術を見事に描き込んだと言えるだろう。 それも、2VS3だからね!!! 『魅せる』事を意識しているのが、 本当によく分かり、面白かったと思います。 とはいえ、、、これは、やっと物語が動き出した!! と言う程度ですけどね。 と、、今回は2つの話を逸見家の顛末の1つのカタチである おそめの、奉公先を描くなど、 かなりバランスがいい感じだったと思います。 実際。。 今回くらいのバランスが、丁度良い感じですよね。 たしかに、『磐音』を中心に、あれこれと今までも描いてきていましたが、 でも、、、ほんと、 必要なモノから、必要でないモノまでてんこ盛り状態でしたからね。 やはり、テーマを絞り込めば、 30分という短時間のドラマであっても、 見事な描き込みを魅せるドラマで、魅力的であることを 証明して見せたような印象だ。 わたし的には、今シリーズで、、一番かな。。。 まだ、、中盤に入ったばかりだけどね。 結構良かったのは最後。 磐音『人とはなんと欲張りなモノなのか。 上に立てば立つほど力を欲しがり、金を欲しがり 仕えるモノまで、それの真似をし、道を誤ってしまう 悲しいモノです おこん『分相応って事じゃないですか 身の丈にあった暮らしをしていれば、それで良いんですよ このドラマの、、すべてを表していると言って良いかも知れませんね。 これまでの感想 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月10日 23時53分11秒
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