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テーマ:大河ドラマ『天地人』(392)
カテゴリ:ドラマ系の感想
『世継ぎの運命』
内容 鶴松が亡くなり、甥・秀次(眞島秀和)を後継者とし、 自らは朝鮮に目を向け始めた秀吉(笹野高史)。 その秀吉の行動に疑問を感じる兼続(妻夫木聡)であったが、 景勝(北村一輝)の上杉軍に付き従い朝鮮に渡るのだった。 苦戦を強いられる上杉軍。そんな中、突如の帰国を命じられる。 帰国し急きょ、京に入った景勝、兼続を待っていたのは、 秀吉が淀(深田恭子)との間に授かった赤ん坊。。。拾が生まれたよう。 その謁見の場で、秀吉の養子・秀俊(上地雄輔)への冷たい態度を見るのだった。 数日後、毛利輝元(中尾彬)の屋敷に招かれた景勝と兼続。 そこには、毛利家の後見でもある小早川隆景(横内正)もいた。 秀吉の養子・秀俊の毛利家への養子の話があるという。 その養子の話を上杉家に譲りたいということだった。 困惑する2人であったが、断ろうとするが、どうにも受け入れてくれない。 菊姫(比嘉愛未)に話をしても、猛反対。 その話を聞いていたお船(常盤貴子)は、北政所(富司純子)に助けを求める。 北政所は、兄の子である秀俊を不憫と言い。。なんとかするというのだが、 当の本人・秀俊も養子にはなりたくないと景勝と兼続に懇願する。 すると、、景勝は “それがしも上杉の養子でございました さりながら、それを受け入れ乗り越えるのも、また、侍の道 今の私があるのは、おのれの運命(さだめ)を受け入れたからにございます 兼続と出会い、菊と結ばれ、良き仲間に恵まれました。 運命(さだめ)には、あらがえぬもの。 ご心中、お察し申し上げます 翌年。。秀俊は小早川家に養子に出されることになった。 そして、、秀吉は、甥で養子でもある関白・秀次の説得を試みはじめが、失敗。 そんななか、秀吉は、拾のため全国の大名に号令をかけ伏見城築城を開始する。 そのころ、兼続に男児が誕生した。直江家の跡取りであった。 築城開始から数ヶ月、伏見城は完成し、諸大名が祝いに駆けつけたのだが、 拾が出席しないことを告げに来た三成(小栗旬)は、 家康(松方弘樹)や輝元から、朝鮮のこと、築城のことで嫌みを言われてしまう。 その姿を見ていた兼続は、三成に“耐えろ”と励ますのだった。 翌文禄4年、越後に戻った兼続は 泉沢(東幹久)らと、精力的に越後の国造りに励みはじめる。 そんなある日のこと。泉沢から、父・惣右衛門(高嶋政伸)の話を聞く。 惣右衛門が、子供達のための家庭教師を捜しているようだった。 評判の女性に会いに行ったところ。。。。なんと、お涼(木村佳乃)であった。 越後に残ることを勧める兼続。 そのころ京では、秀次が謀反の疑いにより。。。。。。 敬称略 ↑もう、面倒なんですモードである。 だいたい。。。9割以上。。。書きすぎだな。。。書きすぎ。 今回は、基本的には、小早川秀秋のためのネタではあるのだが、 朝鮮のこと、その他秀吉の行動を含め、 そこに、兼続自身の子どもを絡めた上で、 『世継ぎ』と言う事をテーマにして描ききった感じである。 実際、一番目を惹いてしまったのは『小早川秀秋』のことを描いたこと。 通常のドラマ、、と言うか、歴史物であっても、 ほとんど、この部分て描かれませんよね。 細かい部分も含め、どこまで事実かどうかではなく、 こう言ったことを挑戦的に描くことが出来るのが、 本当の意味で『天地人』の物語であると言えるだろう いや これこそが、『天地人の魅力』のはずなのである。 (今まで、あまり利用してませんけどね!) そう! 歴史の主人公の物語であるならば、 あくまでも秀吉がメインとなっている『時代』であるため、 どうしても、そこにある想いなどを描くことは、ほぼ出来ません。 が、そこに、『跡継ぎ』というテーマを持つことで、 上杉家にはまだいない。。。というのが、良い感じで利用されていますよね。 だからこその、毛利、小早川、上杉の会見に繋がっていく。 もちろん、そのあとの秀俊の気持ちの吐露の部分も含め どこまでが史実であるかどうかは、問題ではない。 重要なのは、小早川秀秋というこれから重要となっていく『アイテム』を、 唐突に、関ヶ原で登場させるよりも、こういった演出の顔見せをすることの方が 納得感が生まれてくる! ということなのである。 その顔見せと、跡継ぎ問題に、兼続の跡継ぎも含め キレイに重ねていったのだから、丁寧さが分かります。 景勝が、秀俊に語りかける部分なんて なかなか、、良いものでした。。。 謙信、景虎の回想があれば、もっと良かったけどね! で、 最後の最後は、その流れから発生する秀次のこと。 そして、、三成の変化である。 ネタフリも含めて、 かなり練り込まれた内容であったと言えます。 兼続『国造りは始まったばかりじゃ 耐えろよ 三成『ああ。らちもない も、、良い部分。 個人的に、これは、よくやった。。。と思ったのは、 さりげなくではあるが、菊姫が養子のことに反発し その一方で、お船の息子、、、いや、兼続の息子には、満面の笑み。 この部分、前回のことが、かなり生きている部分である。 今回は、 ホームドラマ部分と歴史ドラマ部分の融合が上手くいったと言えるでしょう 細かいことを気にしすぎなければ、 これくらいの物語は、満足感が高いですね。 これまでの感想 第31回 第30回 第29回 第28回 第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回+ 第21回 第20回 第19回 第18回 第17回 第16回 第15回 第14回 第13回 第12回 第11回 第10回+ 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月09日 21時04分10秒
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