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カテゴリ:ドラマ系の感想
『敗北』
内容 昭和37年貿易自由化 国内産業を守るという大義名分で通産省企業局長・風越(佐藤浩市)は、 国内産業保護法案の成立のために準備を進めていた。 そんななか、須藤通産大臣(長塚京三)が辞任。 後任に、ベテランの古畑晋介(佐藤B作)を推したという。 しかし、初入閣と言う事もあり古畑は、法案には理解を示すが、 地元の陳情団の受け入れなどのほうが大事であった。 その一方、公正取引委員会、銀行協会など、多くの業界が法案に反発。 誰も納得せず、風越が理解を求めても上手くいかない状態となっていた。 そこで、鮎川(高橋克実)が古畑大臣の調整依頼を提案。 すると古畑は、公正取引委員会、銀行協会をまとめてくるのだった。 次に政界への働きかけをはじめた風越。 須藤の後押しもあり、池内総理(北大路欣也)の最大派閥を抜きにして 何とか、成立に向けて動き始め、翌38年、政府案として提出されるのだった。 順調に進み始めた法案に見えたが、 突如、古畑が“自動車三社構想”を記者にぶちまけてしまい騒ぎが広がっていく。 業界は、通産省による強制的な再編に反発。 公正取引委員会、銀行協会なども批判を始めた。 その状態を見て取った片山(高橋克典)は、今が攻め時と池内総理に進言。 すると、、新聞などで、様々な情報が流れはじめる。 国会では、審議さえされない状態になっていく。 そして、ついに須藤と共に推し進めた盟約も反故にされ。。。。。。 敬称略 えっとまぁ、 前回までに宿敵がいなくなったこともあり、 今回は、政治家達とのお話である。 ま。 あいかわらず、やっていることは、なにひとつ変わらない。 いや、正確に言えば、 今まで以上に、『官僚』の行動が、鼻につき始めた感じですよね。 政治家にまで脅迫する。 なのに、政治家からのプレッシャーには反発。 で、言っているコトは『日本のため』ということばだけで、 トラブル発生後に産業界への真摯な説明さえなされない演出だ。 こうなってくると。 法案がどうかと言うよりも、 本当に説得しようとしているのかどうかさえわからない。 そう! 彼らもまた、政治家を見ているわけであり、 国民に目を向けず、自己都合で動いていると表現している政治家と 全く同じ表現なんですよね。 このドラマ、 どの部分をどのように描きたいのか、全く分かりませんが、 本当の意味で『強い意志』『日本のためという気持ち』が 見えなくなってしまっているというのに。。。。。。 それが正しいかどうかは別として、 熱い気持ちは理解するが、 熱い気持ちには、それなりの納得する“何か”が必要なんですよね。 なのに、熱さだけを前に押し出す。 で、 やっていることと言えば、タダの争いだけ。 争いにオモシロ味を感じても 争いには理由などの説明を丁寧になされなければ、 タダの個人的理想論のゴリ押しでしかないということである。 やりとりは面白くても、説得力に欠けているからね。。。。 もっと、丁寧に描けばいいのに。。。。。 もしも主人公をヒーローとしたいのならば。。。。 これまでの感想 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月16日 22時38分51秒
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