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カテゴリ:ドラマ系の感想
『救えない患者はどこへ』
内容 海南医科大学付属病院に、受け入れ要請。 6人の要請があり、進藤(江口洋介)は、全員了承。 だがオーバーキャパは医療事故や訴訟に繋がると、 医局長の澤井(ユースケ・サンタマリア)は人数を限定して受け入れる。 実際、使い物になる医師が少ないため、それが現実であった。 そんななか、小島楓(松嶋菜々子)の裁かれる法廷に、澤井が現れた。 救命救急センターに来て欲しいと言う話だった。裁判は関係ないと。 直後、澤井は、原告の畑田智行(勝部演之)孝実(水谷理砂)を 救急センターへ連れてやってくる。 来週から、小島がやってくることを進藤らに告げる澤井。 医療訴訟ということばは、センターの医師たちを動揺させる。 納得がいかない進藤は、澤井に詰め寄ると。 “小島先生こそが、今の救命医療の犠牲者だからです 先生のやり方が通じてきたのは、運が良かった。 それだけのことじゃありませんか” と応じるのだった。 数日後、小島楓は、海南医大の救命救急センターで働きはじめる。 そんななか、野口(矢柴俊博)工藤(石田卓也)から、 進藤のやり方では、“今はやっていけない”と告げられる。 ちょっとしたことが責任追及のネタにされてしまうと。 それでも、チームはチグハグながらも進藤の救命センターでの仕事は続く。。 数日後、畑田親子が小島の元を訪れる 澤井から、救命救急センターの現実を見せられたと。。。。 澤井“拓実くんは、救命医療崩壊の犠牲者でした。小島先生も犠牲者です” 同じ頃、進藤が採血しているところを丹原(趙王民和)が、目撃し。。。。 敬称略 進藤“オレも普通の人間だ。お前と同じ。 アフリカで、わずかなことでミスをしてHIV感染の可能性があった進藤。 人に厳しい進藤には理由があり、進藤も完璧ではない。 その“人間・進藤”に、何かを感じ始める救命センターの面々。。。 ま、、メインは、そういうお話である。 その一方で 小島楓の医療訴訟から、 澤井の思惑が絡む物語も、オモシロ味がありましたね。 “救命医療は拓実を救えませんでしたが、 澤井先生は、私たちの心を治療して下さった あの子はきっと小島先生に感謝していた。 何とか受け入れ何とか治そう。 精一杯の行為だったことをきっと分かっていた 最後に素晴らしい先生に出会えた。 小島先生。あの時、拓実を受け入れてくれてありがとうございました。 結局、これもまた、医師もまた人間であると言う事を表現しているのでしょうね。 だから、疲れもすれば、ミスもする。 澤井“ホットラインの受け入れ制限に、ご協力いただけますね? あなたと同じ痛みを他の救命医に味あわせてはいけない 澤井の目指している世界も、進藤が目指している世界も、 さほど違いはない。 ただ、手段が微妙に違うだけである。 序盤で、小島を使い危機を表現しながら、 最終的に、進藤の人間性まで表現する。 人に優しく、自分に厳しい。 テーマである、医療崩壊だけでなく、 進藤というキャラを、丁寧に描き込んだお話だったと思います。 実際、“小島楓で引き延ばし”はありましたが、 ドラマとして今作を単独で見た場合、 熱血医師という表現しかありませんでしたからね。 主人公を表現するには、丁度良い感じのお話ですね。 妙な集団の感謝のピザも、 物語の中の緊張感を表現するメリハリになっていますしね! お見事なお話だったと思います いや、本領発揮。。と言うべきでしょうか。。 少しだけ疑問なのは、 明らかに1つになりかけている今のチーム。 これ、、どこかで何かをしなければ、 結局、理想論のお話になってしまうと言う事ですよね? それは、澤井というキャラを入れた意味さえなくなってしまうと言う事。 医療崩壊。。。それをこれからどのように表現していくのか? チームも、再び崩壊するのか? 次回からですね。。きっと。 これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月18日 22時00分19秒
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