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カテゴリ:ドラマ系の感想
『妻に似た恋人』
内容 “激論!恋愛バトル 愛のマタドールvsラブゲームの達人” 龍之介(舘ひろし)がテレビで対決することになったのは、 ナンバー1ホステスの経歴を持つ新進気鋭の女流作家・藤崎かれん(笛木優子) なんと、、現れたかれんは、亡き妻にうり二つの女性だった!!! 男女間に友情は成立しないというかれんに対して、成立するという龍之介。 そこでかれんは、1つの提案をする。 “男女間に友情は成立するのか”をテーマにして、共同執筆をして、 2人の間に生まれるのは、友情か?恋愛か?実証開始! 番組を見ていたあかり(南沢奈央)は、不安を感じ始めるのだった。 父・龍之介は、かれんと食事に出かけるだけじゃなく、 家に招いての打ち合わせでも龍之介は上機嫌。。。。より一層不安になっていく。 確かに母・みのり(笛木優子・二役)は亡くなっているが、、、良いのか? “恋愛には発展しない”と思いたいあかり。 でも、堂島(八嶋智人)は、可能性はあると言い始める。。 そこで、あかりは、堂島、悠樹くん(石黒英雄)そして、後藤(平山あや)と、 龍之介とかれんのデートを尾行を始めるのだが、 様子を見ていて、やはり不安だけが広がっていく。 そのうえ、龍之介は嘘をつきはじめる。 そこで、あかりは、父・龍之介のことを貴和子(余貴美子)に相談すると。 “ママのことを忘れているわけじゃないと思うわよ むしろ彼女を見る度に、いろんなコトを思い出してるんじゃないかな”と。 だが、どうしても、父の態度がイヤになっていくあかりは、ついに。。。。 そのころ、貴和子から “あかりちゃんがナニ考えてるか、ちゃんと分かってる?” と言われ、ようやくあかりの異変に気付いた龍之介は。。。。。 敬称略 今回の物語は、 妻とうり二つの女性が現れた!! そこに生まれるのは恋愛感情なのか、それとも、、、友情止まりなのか。 龍之介戸惑いながらも。。。。。心の中にあったのはひとつのことだけ。 一方、龍之介の行動が、どうしても気になるあかり。 おかあさんのことなんて、忘れてしまったんでは?? そんなとき、父の気持ちを知るあかり。 って感じのお話ですね。 ある意味、ベタ展開ですが、 前回に引き続き、少し趣向を凝らしているのは、 完全に、あかり目線で物語が描かれたことでしょうね。 あれだけ、母が一番だったのに。 やはり、恋愛のマタドールなのか? その描き方で、どこまでも描き込まれている。 でも、最後は、あかりと気持ちを同じくするように、“木”に目が行く。 “これは、亡くなった妻が植えたモノです あなたはこの間、ぼくのような小説を書けないって言いましたよね それは、数を重ねることが恋愛経験だと思っているからです。 人はどれだけの数、愛するかってことよりも 人をどう愛するかってことが大事なんだとぼくは思う 例えたったひとつの恋でも2人の思いが深ければ、 そこには幾通りものストーリーが生まれるんです これから先、何があろうとも、あなたとぼくは友だちのままです。 ぼくにとって亡くなった妻以外の女性への愛は友情以外あり得ないんです” 実際、今回だけを見れば、 龍之介の中にある、亡き妻への思いというのは そんなに表現されているワケじゃありません。 ですが、今までの展開があり、あかり目線であるからこそ、 今回のような物語が誕生したと言って良いでしょうね。 すべては、あかりの中に生まれた“戸惑い”。それに尽きます。 その一方で盛り上げていったのは、 みのりの優しい思い出に対比するかのように描かれる、 かれんの貪欲さ。 まさか、あかりへ“口撃”が向けられるとは、思ってもいませんでしたし! “あなたにみのりさんの代わりは出来ないけど、私には出来る 先生寂しかったと思うわ あなたに縛られて、寂しいって言えなかったのよ “あなたに何が分かるの “おかあさんの思い出が、先生抱きしめてくれる? 思い出は、思い出でしかないのよ おとうさんのこと思うなら、早く解放してあげることね だからこそ、 母への想いが、良い感じに浮かび上がったと言って良いでしょうね。 ちなみに、 私の中で驚いたのは、 佐々木泰三の言葉。 “百年早いな 共同で小説を書こうものなら、君の筆力の無さを露呈するだけだ。 伊崎の作品はけなしたくなるほど、面白いんだよ このひと、、、ホントは、龍之介を愛しているようである。いろいろな意味で。 これまでの感想 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月28日 00時51分33秒
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