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カテゴリ:ドラマ系の感想
『狙われた救命センター』
内容 硫化水素による自殺を図った女性・上川由梨(野村佑香)が運ばれてきた。 他の患者への影響を考え、表の駐車場で処置を決めた進藤(江口洋介) 進藤、小島(松嶋菜々子)らの処置で、一命を取り留めた由梨。 そのころ病院では、医局長の澤井(ユースケ・サンタマリア)が 衆議院議員の岡部宗一郎(佐戸井けん太)と秘書の古本(石井愃一)に 救命医療について様々な説明をしていた。 その澤井は、病院内で腕にケガをしている妙な男・浅越守(水橋研二)と出会う。 “そのぐらいでは死にません。ここは三次の高度救命救急センターです。 今すぐ治療しないと命に関わる方が来る場所です。 治療にも優先順位があるんです” と、、澤井は対応するのだった。 直後から、妙なイタズラ電話が、救命センターのホットラインに相次ぎはじめる。 ネットへの書き込み。病院内から110番通報。。混乱は大きくなっていき。。。 やがて小島は、由梨の処置中に見かけた男を思い出す。 澤井“私だ” どうやら、澤井が追い返したことが分かってくる。。 澤井は謝罪に行くと言い、小島とともに浅越の自宅を訪ねる。。。 そこにあった写真を見て小島は、警察が言っていたコトを思い出すのだった。 由梨と一緒に自殺を図ろうとしていた人がいたと。 警察に保護を求めた澤井達。 そんななかホットラインが鳴らないのに、岡部が心筋梗塞で運ばれてくる。 横には、澤井の姿。。。。 進藤と澤井の処置により、一命を取り留めた岡部。 そして、進藤は、岡部のことを“特別な患者”と述べ、小島を担当医に据える。 “特別な患者などいません”という進藤であったが、あしらわれてしまう。 数日後、ICUで意識を取り戻して由梨であったが、錯乱状態。 “あの男に殺される!” どうやら、ストーカー化した浅越。。。。由梨の命を狙っている可能性があった。 そして、病院にナイフを持ち現れる浅越。。。。 敬称略 進藤『患者に総理大臣も犯人もありません』 命を天秤にかける澤井 その一方で、“特別な患者などいません”という進藤 そんななか発生する事件。 進藤は、男に刺されたのだが、、、、その男を救おうという進藤。。 ま、、、そんなお話である。 お話としては、オモシロ味はあるのだが。。。 ちょっと、強引だよね。 確かに、澤井というキャラを出し、進藤というキャラを出し そこに事件を発生させているわけなのですが、 刑事モノドラマのような『事件もの』として見ることは出来ても、 このドラマとしては、、、、、 “深み”というモノがありませんよね。 たとえば。。。浅越と岡部の比較。 別に、ストーカー事件を出してこなくても、 身分の格差のある人物が、同時に救命センターに運ばれてくるだけで 物語は十分成立するのである。 そう! 事件を発生させると言う事を前提に物語が作られているため、 淡々と、物語が進んでいる印象しかない。 これでは、 進藤が“患者に総理大臣も犯人もありません!”と いつものように気合いの入った発言をしても、 事件に目が止まりすぎてしまって、 物語の本質。。。 すなわち、、澤井と進藤という本来描かなくてはならない“テーマ”部分では、 かなり中途半端な物語になっている印象しかない。 そんな。。。わざわざ。。ICUで事件起こさなくても良かったんじゃ??? 奇抜なことをわざわざしなくても良かったのにね。。。 澤井が優先順位をつけるだけで、十分成立である。 これまでの感想 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月15日 22時06分22秒
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