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カテゴリ:ドラマ系の感想
『命を救う事の悲劇』
内容 仁(大沢たかお)を幕末にタイムスリップさせた患者が、 あの幕末の英雄・坂本龍馬(内野聖陽)と知り、驚きを隠せない 一気に“歴史”というモノを感じるはじめる仁。 もしも、自分が何かをすれば、未来を変えてしまう可能性がある。 息を潜め、目立たぬように生きるべきと、、考えはじめるのだが。。。 そんななか、橘家を高名な蘭方医・緒方洪庵(武田鉄矢)が訪ねてくる。 佐分利(桐谷健太)から、仁が行った見たことのない医術と評判を知り、 江戸市中で、再び流行りはじめている“コロリ”の治療法を聞きに来たのだった。 だが、未来を考える仁は、記憶がないと告げるのだが。。。。 ついに事件が起きる。 先日、命を救ったタエ(戸田菜穂)の息子・喜市(伊澤柾樹)がコレラに感染。 様子を見るために訪ねていた、仁と咲(綾瀬はるか)の目の前で倒れてしまう。 “やってはいけないことがある” と言う仁に、、、 “医者が人を助けてはならぬ道理とは、どのようなモノでございますか 罪もない子供を見殺しにせねばならぬ道理とは、如何なるモノでございますか 咲の言葉は、“医師”である仁の心に突き刺さった。。。。。 決意する仁。 心配して見守っていた長屋の人たちにコレラ菌への対処法を伝えるのだった。 そして、咲を家に帰らせ、皆を遠ざけた後、 即席のスポーツドリンクを作り出し、喜市を隔離、治療をはじめる仁。 家に帰った咲は、悩みはじめる。。。祈っても、父は亡くなったではないか。。。 もしも、父が生きていたら。。。。同じようにしたのでは? 咲の決意は固まる。すぐさま、緒方洪庵の元へ走り。。。。。 妹の姿を見て恭太郎(小出恵介)も “コロリに打ち勝つ技を身につけることこそ、真に家を守ること” 恭太郎が向かった勝海舟(小日向文世)のもとでは、 いままさに、龍馬達が、勝つに襲いかかろうとしていた!!! 敬称略 “いつ以来だろう 誰かを心の底から助けたいと思ったのは。” 人を救うことは未来を変えるかもしれない。 そのまま、何もせずに置くべきなのではないのか?? だが、、コロリにより、多くの人たちが倒れていく。。。。 仁の決意は固まった。。。。 ま、、そんなところだ。 視聴者の方も歴史を知っているというのもあるが、 葛藤がよく伝わってくるお話になっていますよね。 命に関わる医者だからこそ、発生する大きな葛藤が! 知っていても、伝えても良いのか? 命を救うことは、罪なのでは? それを支えるかのように存在する、咲、洪庵、龍馬らが、 本当に良い感じですよね。 キャラが強いというのもあるが、 それぞれに葛藤しているからこそ、行動もよく分かるし、 結果的に、物語に抑揚を生んでいる感じだ。 都合がよすぎる。。。は、、無粋です! キャラたちの気持ちがハッキリ表現されてこそ『ドラマ』 お見事と言って良いお話だったと思います。 ただし、1つ気になったこと。 次回予告。。。。明らかにベタ展開で、そうなるのは予測できていたとしても 仁がかかるのは出さない方が良かったんじゃ??? ま、、きっと、丁寧に描かれるであろうから、 ここで出しても、納得する出来になるような気がしますけどね もう1つ気になるのは、 なぜ、現代用語をわざわざ連呼するのか???ですけどね! いっそ、江戸時代の人に分かるように説明した方が、 視聴者も分かり良いだろうに。。。。 しっかし、良くできたお話ですよね。 命、死、、そして、医者、、、歴史。。。 これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月18日 22時01分02秒
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