レベル999のマニアな講義

『ニット王子獲得大作戦』

内容
越前屋百貨店と松善百貨店の合併協議が進む中、
経営戦略部の尾崎（田中哲司）から、
バイヤーから、幹部への打診をされる田淵（西島秀俊）
そんななか、
美姫（黒木瞳）からオリジナルニットプロジェクトを聞かされる絹恵（香里奈）。
デザイナーの双葉公彦（中村靖日）との接触を命じられる。

だがフィアンセ宮沢雪乃（奥貫薫）からフラれたこともあり、
気合いが入らない田淵。
デザイナーの双葉がプロジェクトを降りたい言い始めたが、動かない。、
絹恵に尻をたたかれ、ようやく田淵は動き出す。
田淵は、絹恵、ニコラ（黄川田将也）と説得に向かうが、
蜂矢（小泉孝太郎）からの入れ知恵があったためか、“デパートはイヤ”と。

仕方がなく、別のデザイナーに変更しようとするが、反対する絹恵。
“ふぬけになってます”と絹恵は怒るのだが、
田淵は、鈴木誠にデザイナーを変更する。

一方、絹恵は、あの手この手で、双葉の説得を試みていく。。。。。

そんなとき、ふぬけた田淵を心配するニコラから、
雪乃のもとに行ってくれるように依頼され、絹恵は雪乃の店に行く。
でも、田淵とは会わないと言われてしまうのだった。
ショックを受けた田淵は、絹恵を飲みに誘い、ヤケ酒。。。酔いつぶれてしまう。

田淵の部屋へ送った絹恵。

翌日、、突然、双葉から連絡を受ける。。。。絹恵が向かうと。。
突然、蜂矢との取引が無くなったという。。。。。。。


敬称略


フィアンセにふられ、ふぬけてしまった田淵
大事な商談があるというのに。。。。。。

そんなとき、絹恵達の姿を見て、なにかを感じ始める。



ってことで。
数回前から、ネタフリされてきた田淵のお話。

本来の自分のセンスとは違っているのに。。。田淵らしくない姿を表現。
ま、、、幹部への勧誘は、オマケのようなモノではあるが、

美姫様からも、『手堅い』と言われるなど、
違和感を表現しながら、、
最終的に、恋の終わりを表現後に奮起するなど

本当に丁寧に描いているだけでなく、
ベタな展開だったと思います。

『リスクを負っても、より魅力的な商品をそろえる方が
　利益に繋がると判断しました』

『世界中でまだ誰も知らないブランドを掘り起こす
　俺たちがモードの発信地になる
　あぶねえ。忘れるところだった

今回、もう１つ良かったのは、
そんな田淵の姿を見ながらも、自分なりに行動する絹恵。


絹恵『悔しいです
　　自分の力じゃ、双葉さんを動かすことが出来ませんでした
　　田淵さんみたいな仕事の仕方が出来ませんでした。
美姫『策を練る様子をうかがう正面切ってぶつかる、
　　人にはそれぞれ戦い方がある
　　何を武器にしてどう戦うか
　　仕事をしている人間にとって、戦い方はその人の生き方そのもの。
　　悔しがっているひまがあったら、あなたなりの戦い方見つけなさい。
　　でも、悔しいから、良いんじゃない。
　　悔しいって思えるってことは、あなたが前に進もうとしている証拠よ
　　少しは、仕事が好きになったのかも

出しゃばらない美姫も良い感じだし、
田淵の話の中の絹恵のエピソードの絡め方も絶妙だったと思います。


途中、小ネタ気味ではあるが、ニコラも上手く混ぜていますしね！
その他キャラも、悪くない感じだ。

本当にベタな展開であり、予測がつきすぎてしまうマイナス面はありますが、
かなりバランスの良いお話になっていますよね。

もう少し。。。ってのもあるが、満足感あった感じだ。



少し気になっているのは、
蜂矢のポジションを、これから先、どういう表現をするのか？
そして、越前屋はどうなるのか？

キャラ表現をしながら、話、、、作ることできるのかな。。。。
なんか、ネタが多すぎるような気がしますが。


これまでの感想

第７話　第６話　
第５話　第４話　第３話　第２話　第１話