レベル999のマニアな講義

『エキゾチック横浜編』
“蘇る赤い靴の伝説…横浜篇”

内容
光彦（沢村一樹）の母・雪江（佐久間良子）は、
横浜のバーであるピアニスト（東儀秀樹）の演奏に聴き惚れていた。
光彦は、マスターで雪江の友人・山名雄三（津川雅彦）の元に雪江を残し、
横浜の街に出ていくのだった。
すると、襲われている女性（前田愛）を助ける光彦。
所轄の多田刑事（相島一之）石井刑事（古澤蓮）に、痴漢容疑をかけられた光彦。
が。雪江を迎えに来た兄・陽一郎（風間杜夫）により、誤解は解けるのだった。

翌日。助けた女性は、テレビレポーターの山名めぐみだった。
話をしていると。昨夜は、父と待ち合わせをしていたと言う。
向かったのは、“スリー・マティーニ”というバー。。。昨夜のバーだった。
いや、、マスターの山名雄三が、、めぐみの祖父だと知り、驚く光彦。

そんななか、最近変わったことはなかったかと聞くと。
めぐみは、当日の街頭インタビューでの出来事を思い出す。
“赤い靴を履いていた女の子は、どこに行ったのか？”
そう、、ある男に質問したところ、激昂したというのだった。
まったく手がかりが掴めない。。だが、祖父・雄三も妙な表情を見せたことが。。

それでも横浜の取材に出て、ホテルに帰ると多田刑事がいた。
めぐみの父・恵一（加門良）の遺体が発見されたという。死因は毒物。
自殺だと考えられた。大阪に出張に出ていたはずなのに？
なにか気になった光彦は、多田と現場に向かうと奇妙なことを言う多田刑事。
現場には、コートだけがつめられたボストンバックがあったという。
その後、恵一が泊まっていたホテルの部屋から、毛のようなモノを見つける光彦。

そして恵一の葬儀の席に現れた女性（市毛良枝）に驚く光彦。
先日、人形の展示している博物館“人形の家”で見た女性！？
恵一の会社の会長・谷本咲江だという。

翌日。恵一のいた会社・岡松物産を訪ねる光彦。
会長の甥・谷本（飯田基祐）から、話を聞くが、何も分からない。
そこへ咲江が現れると、顔色を変え立ち去られてしまう。。。。。

なにかがある。。。葬儀の時、咲江が雄三を見たときの表情。
すぐに雄三のバーに行き話を聞く光彦。
それは、、、５０年以上前のことだった。。。。。。


敬称略



今回は、少しパターンを変えてきましたね。

何と言っても、浅見家の登場タイミングが違う！

すでに、事件発生の地から始まっていますし！！！


そんな感じのこともありましたが、

ドラマとしては、ちょっと変わった面白さがありましたね。
事件自体をテキトーに済ませておいて、

名優たちに共演により、ドラマを盛り上げる！

特に、津川雅彦さん。。。凄いなぁ。。っていう感じだ。
ちょっとした演出まで、、、、良い雰囲気ですよね。

津川さんの面白い感じのイメージを利用した演出。
ほんと、魅力的でした。


ま、
それよりも、事件も、単純なことではありますが
人形誘拐事件に、偶然を呼び込むという
すぐには推理できない事件でしたね。

こう言うところも
単純な事件ではありますが、オモシロ味になっている部分でしょう。


今回のようなお話を見ていると。
２Ｈドラマでなくても“浅見光彦”って、成立するんだなぁ。。と
普通に感じてしまいます。

今までのお話よりも、無駄が少なく、
それでいて、“らしさ”を入れ忘れていませんから！

面白かったと思います。

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