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カテゴリ:ドラマ系の感想
『まいど238号
-日本放送作家主催 第33回創作テレビドラマ大賞最優秀作品- 発明マニアの祖父が作った介護ロボットがひきこもりの孫に奇跡を! 内容 年金暮らしの自称発明家の三柳謙吉(津川雅彦)の日課は、 弟の謙次郎(逢坂じゅん)の老人ホームに入居している妻・ツネ(岩本多代)を 訪ねる事。 だが、彼には大きな悩みがあった。 3年も部屋に引きこもっている孫の三柳文也(辻本祐樹) 小さい頃の文也(山崎竜太郎)は、学校でいじめに遭うだけでなく、 母・孝子(吉田羊)からは秀才の兄と比較され、引きこもってしまったという。 その事をツネを介護している 介護士の福島正美(まつこ・ハレルヤシスターズ)に相談したところ、 “謙吉さんの発明で、何とかでけへんの?”という 思いもよらない答えが返ってくる。 孫の文也も、ツネのことは気にかけているよう。。。 そこで、考えついたのは、金属製の“鎧”のような、、着ぐるみ。 文也を介護ロボット“まいど238号”として、部屋から連れ出し、 老人ホームへと向かうのだった。 まいど238号を見たツネは、“神さん”と呼び、 大喜びで街へと連れ出すのだが、多くの人に取り囲まれてしまい、機能停止。 文也は...気を失ってしまうのだった。 が、毎日、ツネと接しているうちに、文也は決意する。 “おばあちゃんが、死んでしまう前に、生まれ変わりたい” そこで、謙吉に頼んでもらい、ホームで介護をはじめるのだが、 どうしても人と接するのが苦手で、使い物にならない。 それでも、なんとかしようと頑張る文也であったが、 診療所の前田先生(野添義弘)の言葉で みんなが文也を連れ出そうとしたための“嘘”であると分かってしまい。。。 敬称略 ひきこもりの青年をロボットに仕立てるというきっかけを作る祖父。 だが、上手くいかず。。。。再び引きこもってしまう。 が、、、 福島“あんたは気楽でええな 一年中引きこもれる部屋があって、 辛いことや、悲しいこと、全部先延ばし 誰からも傷つけられへんから、楽でええもんな 人を怖がってばっかりせんと、あんたもみつけたらええやん 人を喜ばすこと 扉は、自分で開かな。 ようやく、自分だけが、ツライ思いをしているのではないと理解し。。。 っていうところだ。 最後は、、、ベタではあるが “扉開いたら、 毎日、死にそうなくらい怖かったけど 人に、喜んでもらうこと、見つけた。 見つけたから、帰ってきた。 “おかえり そして “あんた、働きモンのええ手してますなぁ と、、キレイに成長物語の変化が見える展開である。 最後の“手”は、良かったですね。 “それ”ならば、分かるというわけだ。 ここ、どうするんだろうと思っていたので、 肩もみからの流れは、なかなか良い感じの演出だったと思います。 45分弱の中に、時間経過も埋め込まれ、 “特集ドラマ”、、、あなどれませんね。 結構面白かったのは、“まいど238号”の演出 コミカルさが、感情が分かり難い“中”が見えますし、 たとえ、大げさであっても、逆にロボット着ぐるみが それを緩和してくれている感じだ。 色々なことを感じさせ、 面白い作品だったと思います。 それにしても、 まさか、、“体の特徴”から、、展開するとはね。 実は、この部分に一番感心しています。 こういう部分って、コメディでもない限りストレートな表現をあまりしません。 やはり、差別であるためだろうからだ。 が、それをアッサリと。。。。 何かを見つけた。。 というのが、良かったんでしょうけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月21日 17時37分00秒
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