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カテゴリ:ドラマ系の感想
『暴発』
内容 右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、 角田課長(山西惇)の組対五課の薬物売買の一斉摘発に加わっていた。 やがて二見興業に入ったのを確認後、乗り込む組対五課。 その現場で、射殺体が発見される。 組員達は、なぜか、撃たれた人物の身元を話さないし、 撃った犯人についても話そうとしない。 薬物の売買は認めたにもかかわらず、なぜか殺人事件を黙秘する組員達。 内村刑事部長(片桐竜次)の圧力もあり、 殺人事件と言うコトで、伊丹(川原和久)芹沢(山中崇史)が受け継いでいく。。 だが、黙秘を続ける組員達。 そんななか厚労省麻薬取締部、通称「麻取」の五月女雄課長(尾美としのり)が、 内村刑事部長のもとを訪ねてくる。 二見会の内偵を続けてきた「麻取」 薬物の流通ルートなどの情報提供の見返りに、送検の協力をさせて欲しいと。 そうすれば、死んでいた人間の身元も分かるかもしれないという。 持ちつ持たれつの「麻取」と「組対五課」 角田課長も納得するしかなかった。 やがて、、もたらされた情報通り、死んだ人間の身元が判明する。 1年ほど前に構成員となった鎌田健作(山口祥行) 一方、薬物購入者の呉純一を逮捕に向かった組対五課。 だが乗り込む直前、協力者とおぼしき人物と逃走されてしまうのだった。 情報が漏れていたのか?? その直後、麻取による取り調べが行われると、妙なことが起きる。 黙秘していた9人の組員達全員が、 銃を扱っていた組員の一人・後藤幸一(大柴隼人)の暴発事故と供述をはじめる。 話を聞いた右京は、違和感を感じ始め、調べてみたところ。。。。 鎌田健作、呉純一。。。。。。。薬剤師。。。 右京は1つの可能性を考えるのだった。 逃走中の購入者の一人・志村利恵も含め、 麻取による潜入捜査が行われていたのでは??と 鎌田は、潜入捜査官だったのでは? ではなぜ、協力者とおぼしき後藤が、潜入捜査官を撃ったのか? だが潜入捜査は合法であっても、事件が発覚すれば 麻取の存在意味を問われる大失態に。。。協力者の命も危険に。 右京は、公にして、正しい罪状で送検されるべきと 今後のことも含め、何らかの対策を考えることを優先すべきと考えるが。。。。 その一方で尊は、真実の公表に得する者がないことも含め、 罪状にこだわるべきではないと訴えるが。。。。。 敬称略 組対五課の一斉摘発で見つかった一人の射殺体 黙秘を続ける組員達。 そんななか、なぜか、動き始める『麻取』 やがて、死んだのが潜入捜査官であると判明するが。。。。 って感じ 『組織』や『法』というものを取り上げて物語作りをするのも、 『相棒』の物語作りの1つ 今回は、 警察の組対五課vs厚労省の麻取。。。そしてvs右京 組織というモノを守るために『取引』を考える警察と麻取 だが、真実をあきらかにすべきと右京 そんなお話だ。 結果的に、ミスから摘発が出来なくなることを恐れた潜入捜査官の自殺 ですが。 ドラマとしては、 殺人なのか?自殺ほう助なのか? と言う状態から、業務上過失致死へ。。。 右京の考えとは違う方向の決着 なのであるが。 印象として、右京の暴走が目立ちすぎた感じかな。 『取引』という部分に対する右京の嫌悪感は分かるが、 真実を明らかにする。。。ということ、すなわち真実の究明ということと、 真実を白日の下にさらすというのは、意味が違うことですよね。 どうも今回の右京は、 これまで持っていた『真実の究明』というのではなく、 『白日の下にさらす』と言う事にこだわりすぎている印象だ。 ほんとに遺志をくみ取るだけなら“真実の究明”で良いハズ。。。なのだが。。。。 そう、、罪状なんて、どうだって良いはず。 こういうパターンは、 これまでのシリーズ上でも、優先されたのは『究明』だったハズなんですけどね。 なんていうか、、 言ってみれば、右京の自己満足? でも、ここまで、頑固なまでに白日の。。。というのは 違法合法問わず、さまざまなものを失敗に導く可能性もあるわけで 右京の持っている正義に、微妙な違和感を感じるのだが。。。。。 ほんとは、 それでも明かせない真実という残酷さ。。。 と言うのを表現するのが『相棒』だったんじゃないのかな?? せめて、右京が ここまでこだわりを持って猛反発する理由がシッカリ表現されていれば 問題なかったでしょうが。。。。 なんかねぇ。。。 右京の正義が明確に表現されていないので、 さすがに、ヤリスギ感しかありません。 もうちょっと、説得力がないとなぁ。。。。。 言葉尻だけで、真実を連呼されても 右京だから、、、と言う事で、必ず正しいわけでもないわけで。。。。 そこの説得力がなければ、ドラマとしてのオモシロ味もないと言う事である。 これまでの感想 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月01日 22時24分49秒
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