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カテゴリ:ドラマ系の感想
『極道志願』
内容 直也(柴田恭兵)のもとを、 大場組長(山田明郷)が、“猪瀬組事務所”という妙な看板を持ってくる。 実は。。。やっかいなヤツがやって来たのだという。 ワルなら、どうとでもなるが。。。メガネをかけた浪人生。。。 受験に失敗、人生に絶望しヤクザになるとやって来たという。 香具師とヤクザは違うと言うだけでなく、 ヤクザは人生に絶望してやるもんじゃないという大場なりのプライドもあるよう。 ワケのわからない浪人生を預かって欲しいと言う事だった。 それでも元刑事の直也、 バカなことが出来るかと断りを入れたはずだったのだが。。。。。 数時間後、妻・早季子(浅田美代子)が買い物から帰ってきた時には すでに、、、玄関に、看板が打ち付けられていた!! 取り外そうとしていると、やってくる妙な男。 いきなり、早季子に対し昔ながらのヤクザの仁義を切り始める始末。 そう、、、大場が言っていた浪人生・中川真(染谷将太)だった。 仕方なく家にあげた直也だったが、どう扱って良いか分からない。 すると、“姐さん”早季子がアイデアを。。。。 庭の草むしりをやらせれば、イヤになるのでは? だが最後までキッチリとやり遂げる真。 そこで、やって来た多田野刑事(金田明夫)佐伯刑事(中林大樹)に事情を話し、 大場の子分・李(春川恭亮)にも協力させ 入れ墨をするぞと、脅しをかけて追い出そうとするが、揺るがない真の決意。 するとそこに 大場から連絡を受けた真の両親、裕弥(陰山泰)康代(山口美也子)が 訪ねてくる。 あわてて2階に上り、真紀(田丸麻紀)の部屋に立てこもってしまう真。 直也は、両親の話を聞くことにするのだが。。。。。 受験のプレッシャーと、両親の過保護すぎる愛情に包まれていると分かってくる。 話を聞いていた佐伯が、、、ふとつぶやく。 “うっとうしいからじゃないですか 自分の人生を生きたかったんです 敬称略 “子供だって、親を喜ばせたい気持ちと、 親の言うとおりなんかできるかという板挟みになって生きている。 受験というプレッシャーと 親のプレッシャーに押しつぶされた浪人生が、 ヤクザになりたいと、、、直也の家にやってきた!! っていう感じだ。 親としての気持ちだけでなく、 佐伯、李に子供としての気持ちを代弁させるなど なかなか良い親子の物語になっていますね それがまた、シチュエーションでコミカルな部分もあるから シリアスな物語なのに、大爆笑状態!! 最終的に まさか、、、という状況まで生まれ。。。。 ホント面白いドラマである。 このシリアスな“立てこもり”の状況を、 こんなにバカバカしく、楽しめる物語になるなんて!! 本当に、よく作られていることが分かる作品だ。 素晴らしいですね。 オチとして。。。。シッカリ真紀と絡ませるなど 良いオチだ。 そういえば。 途中 “おれは、死ぬとか何とか言って脅すヤツは大嫌いだ” こう言うところにも、引き立てるシリアスさがありますよね。 やはり、今期。。いや、、今年。。。いや、、ここ数年で 最高傑作と言っても良い作品ですね。 以前も書いたことがあるが、 出来れば地上波で放送してほしいものである。 もったいない。。。 来年ならまだしも、 見ることが出来る人が、まだ少ないと言う事が。。。。 地上波で。。。ゴールデンで放送しても十分数字とれるはずだけどなぁ。。 これまでの感想 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月01日 23時39分46秒
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