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2010年12月20日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『二人の決断』

内容
梨沙(上戸彩)との離婚を修一(稲垣吾郎)たちに告げた後、
健吾は、警察へ出頭する。

同じ頃、修一は、マリア(北乃きい)の病室にいた。
クビに手をかけようとするが、思いとどまる修一。
すると、、、修一を記者だと誤解したマリアは、自らの思いを打ち明ける。
“お兄ちゃんが、私のためにしてくれた”
それを聞いた修一は、、ふと、、、妹・梨沙とのことを話はじめると、
マリアは、、、“お兄ちゃんが困った時は、今度は私が助ける”
思い出す梨沙の言葉。。。。揺れる修一。。。

やがて、突然の熱で倒れた梨沙を知り合いの病院を紹介する神谷(松田翔太)
が、病院を抜け出し、ふと携帯に修一から、命を絶つようなメッセージが。。。。


そして一年後。
ある小さなペットショップに、梨沙の働く姿があった。
たびたび、兄・修一のリハビリに付き合いながら。。。。暮らしていた。

健吾も、退院したマリアそして、母・和子(原田美枝子)と静かに暮らしていた。

健吾と梨沙、、、、ふたりの生活は、交わることなく。。。。。
そんなとき梨沙の勤めている店に神谷が現れる。

敬称略




今回は、ダラダラと総括気味で。



今作の物語としてのポイントは2カ所だろう

妹の臓器移植のために、契約により見ず知らずの女性と結婚した男。
その男は、女性を知るにつれ、契約を超えた本物の愛を感じ始め。。。

と言う部分と。

臓器移植に絡む、ふた組の兄妹のお話。

と言う部分なのだ。

これは紛れもない事実。。。いや、初期設定だろう。
間違いなく、物語としては、ハズレがない設定だったはずなのだ。今作は。


ただ、今作においては、問題点も2カ所

無駄に見える部分が多すぎて、物語がぶれてしまっていたこと。

そして、どうしても、理解を超えてしまう兄・修一の行動。

この2点であろう。
問題点の一方は、明らかに大人の事情。他方は、奇を衒う目を惹く演出だ。

“大人の事情”は、ともかくとして。。。。
実際、、、奇を衒うようなことしなくても、
兄が普通であっても、物語は成立するんですよね。
金のコトなんて、、、両親から。。。と言う事でokなわけだし。
が、あまりに目立つ理解を超える言動と演出であるため、
物語がぶれたのも事実なのだ。

ただこれらの問題点が、足を引っ張り続け。。。ということだ。
決して兄・修一が、困り果てる行動ばかりしていたわけではない。
そこには、彼なりの信念と妹への思いがあったのは事実なのだ。

が、これこそが、分かりにくさを生んでしまったのも、これまた事実。


たとえばね。私が、そんな問題点から。。。感じるのは。
イヤだイヤだと兄のコトを梨沙が言っているわりに、
本当の意味で、逃げようとしていませんよね?
じゃ、、そんな兄でも梨沙。。。認めているのでは?ということ。
でもこうなってくると、健吾が梨沙に感じる不憫さや同情も消えるわけで。
設定で盛り込んでしまっているが故、違和感まで生み出している!?
ということですね。
私のようなひねくれ者が感じてしまうのは、こんなことである。

これ、普通の設定にしておけば、ここまで違和感感じないんだけどね!!


そうなのだ。俳優さんも良い感じで、物語の初期設定も悪くないのだから、
そこまで奇を衒うようなことしなくても、
意外な。。。良作になっていたと思っています。

そういう意味じゃ、かなりおしいことをした作品ですね。


そんなことを“大人の事情”も含めて、描くのなら、
本当の意味で、描かなきゃならない恋バナを描けよな!!

これじゃ“まどろっこしい”ではなくて、あまり描いてないのに“なぜ?”

イライラすると言うよりも、意味が分からないに近い。。。恋バナ

っていう感じですね(苦笑)

楽しめているのに、不満もたっぷりである。

最後は良い距離感と、ちょっと感動的
。。。。でしたが



これまでの感想
第9話 第8話 第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 






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最終更新日  2010年12月20日 21時50分51秒
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