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カテゴリ:ドラマ系の感想
『死に過ぎた男』
内容 ある公園で、刺殺体が見つかる。 伊丹(川原和久)ら捜査一課は動き始めると、 すぐに市役所職員だった信川順(本間剛)と身元が判明する。 実は、6年前、同僚たち3人と海釣りに出かけ、信川と、津島崇が海に転落。 ふたりの死体が上がらないまま1年が経過し、 妻・彩子(河合美智子)が“失踪宣告”。信川順は、戸籍上、、、死亡とされた。 その信川順が、殺されたのだった。。。そう、、2度目の死。。。 話を聞いた右京(水谷豊)は、6年間、何をしていたかが気に掛かり、 尊(及川光博)とともに、元妻・彩子のもとへと向かうのだった。 失踪宣告により、8000万の保険金を受け取った彩子は、 それを元手に自宅を改装し、 今の夫・工藤慎治(佐伯新)とフランス料理店を開いていた。 右京たちが訪れた時には、すでに伊丹刑事たちから彩子への聴取がなされていた。 だが、彩子は、会っていないの一点張り。 死亡推定時刻には、娘・亜美(池田心雪)と一緒にいたというコトだった。 一方で、信川順の現住所が判明する。 佐藤修という名前で、川野真紀子(中原果南)と暮らしていた。 真紀子は、お互いに詮索をしなかったため、偽名であったことを知らないよう。 そして4年ほど前から、一緒に暮らしているという。 死亡推定時刻には、近く開店する弁当屋の準備をしていたと言うコト。 そんなとき、ふとゴミ箱を見た右京は、 信用金庫の封筒と千葉新聞という地方紙を見つける。 なぜか、わざわざ、定期購読で取り寄せていたよう。 そんな中、右京と尊は、 6年前、信川たちと一緒に釣りに出かけた上司の島田雄一(菅田俊)に 当時のことを聞くと、、、事故の瞬間は見ていないという。、 右京は、1つの仮説を立てる。 信川と津島が計画的に失踪した可能性があるのでは??と。 そんななか、千葉の新聞を調べていた尊は妙な記事を見つける。 信川が亡くなる3日前、千葉の山中で白骨死体が発見されていると判明する。 所轄を訪ねる右京と尊。 なんと、、、佐藤修が、身元確認にやってきていた! 釣りの手製の浮きも一緒に見つかったため、津島と確信する右京と尊。 そして2人は、もう一つのことを確信する。 信川は、津島の遺体が山中に埋められているのを知らなかったため、 身元の確認にやってきた可能性があることを。 やがて、工藤慎治が、信川のアパートを訪ねていたという目撃情報が上がる。 今の家族を壊されたくないという思いから、訪ねたがいなかったという慎治。 そしてようやく、 当日に、彩子たちのもとを信川が訪れていたことを告白する彩子。 そのとき信川が妙なコトを言っていたコトを思い出すのだった。 “オレじゃなかったんだ。..” 敬称略 少し複雑には見えるが、 物語自体は、ストレートで。。。 6年前に死んだはずの男が、死んだ!? 2度死んだ男 である。 相変わらずの、“好奇心”で6年と言うコトが気になる右京。 調べていくウチに、、、 ってことだ。 終わってみれば、事件自体は単純な事件を2つ組み合わせているだけなのだが、 それぞれに、シッカリと動機も描かれているし、 解決までの流れも悪くはない。 一方の事件が、一種のミスリードになっているのも良いことでしょう。 謎解きも分かり易かったですしね! ただ 若干、最終的な“詰め”が、甘いのが気になるところ。 そこまで、分かり易く描いているのに、セリフだけの部分がありましたからね。 それでも、悲劇的結末も含め、 “普通のミステリー”としては、悪くはないお話だったと思います。 もし、問題があるとすれば、この部分でしょうね。 そう。“普通”ってことですね。 たしかに“2度死ぬ”というオモシロ味はありまし、結末も良いのですが、 “普通”過ぎて、 右京と尊が関わるほどの事件に見えなくなっているところですね。 実際。 ここのところ、派手すぎる事件をやり過ぎていること。 そのことにより、 わずかに、特命係の仕事としての弱さに見えているのかもしれません。 ほんとは、 今回のようなお話で、尊がもっと活躍してくれていれば、 “相棒”にとっての尊の存在感が出てきたでしょうに。。。 これまでの感想 第10話元日スペシャル 第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月12日 21時58分19秒
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